出前の取り方を教授

　
　ダルビッシュもハガい。７回まで２安打無失点で、８回に連続バント安打から２点を取られて敗戦投手とはよ。

　ムキリョクンの言うところの「説明のしようのない嵌まり方」に近い。わしも人のことは言えんが。

　この前の麻雀で「説明のしようのない嵌まり方」をした奴は、家族会議で勝ったのか？　負けていたら許さん。

　今日は高校野球好きの子が出勤だったので、その子と高校野球の話をした。確かに、巷の奴らよりは、ずっと詳しい。

　だが、わしには勝てねぇ。どだい、年期が違うわい。

　わしのＨＰを教えてやろうと思ったが、反則のページや反則日記は、その子には刺激が強すぎるので思い留まった。わしが琴光喜だったことは、いずれ話そうと思っている。

　その子はサッカーも好きで、６月に始まるワールドカップを楽しみにしているという。当然、コートジボワール戦の15日は休みだと思ったら、出勤とのことだった。

　「15日は、日本時間の午前10時からコートジボワール戦だよ」と言ったら、その子は思い切り吐いていた。

　15日がコートジボワール戦であることを知らなかったとは、脇が甘いな。わしのように、号泣組翁に出勤を押しつけないようでないといかん。

　そこで、「その日の始業時間に職場に電話してきて、『具合が悪いので、今日は休みます』と言えばいいんだよ」と、出前の取り方を教授した。

　「え？　そんなこと、できるんですか？」って、そんなもん、誰もがやっていることよ。「大納言だって、二日酔いで何度も出前を取っているよ」と言ったら、その子は驚いていた。

　かくいうわしも、就職したての頃、大酒飲みのおっさんや大納言らが出前をがんがん取るんで、カルチャーショックを受けた。高熱でも出勤していた父親を見て育ったのでな。

　出前の取り方に関して言えば、とっつぁんの書き置きは論外だ。「明日は有給とします」って、そんなもん、認めるなよ。

　さすがに、15日を出前にする勇気は、その子にはあるまい。なので、振り替え休日をギリシャ戦の日に取ればいいようアドバイスした。

　あに？　その子がかわいいかどうかだと？　

　いわゆる「女の子」というタイプである。若かりし頃だったら、「予選を観戦に行かない？」と誘っていただろう。

　今日は、鶴竜が千代鳳に完敗した。やはりモンゴル人３人横綱は、３人タイガーには遥かに及ばんな。

　白鵬と旭天鵬が結びの一番って、あんだ、そりゃ？　旭天鵬が白鵬に勝つ確率は、かわい子ちゃん都立が日大三に勝つ確率とas・asか？

　春季大阪大会の決勝戦は、大阪桐蔭が履正社を降した。秋季大会で５回コールド負けを喫した履正社に勝ったとは、ムーミンはチームを立て直したくせぇ。

　とはいえ、大阪桐蔭は投手力に不安がありそうだ。近畿大会では優勝できまい。

　今日の読売−広島については、何も語らん。「初回から吐き続けていた」とだけ書いておこう。

　明日も、東急リロケーションからの電話はあるまい。って、希望を持っているんじゃねぇよ。

　丹下段兵の名言である、「本物の絶望よりも、なまじ偽物の希望のある絶望の方がタチが悪い」を地で行っている。そういうこっちゃ、まじであかん…。