4時50分に起きる

 
 両国が入場するシーンが見たかったので、4時50分に起きた。昨日は9時に寝たから、完全なる睡眠不足である。

 それにしても、クロアチア国歌は素晴らしい。まさに民族の魂が籠もった国歌である。

 弟は、わしが、
「クロアチアのユニフォームの柄が気に入っている」と言ったのに対し、「下品だよ、あの柄は。おめぇ、相変わらずセンスがねぇな」と呆れていたが、あのユニフォームを見ると、どうしてもスーケルやボバンに思いを馳せてしまう。

 開幕戦は、2006年のドイツ大会から開催国が戦うことになった。それまでは、前回優勝国が開幕試合を行っていた。

 ただし、それは74年の西ドイツ大会からで、その前のメキシコ大会以前は、開幕戦は開催国の試合だった。

 今日の開幕戦は、クロアチアが先制した。それも開始早々のオウンゴールだったから、ブラジルにとってはシャレにならない展開となった。

 言ってみれば、東1局で親チョンをしたようなもの。そこからトップを取るのは至難の業である。

 が、ブラジルはマクった。前半のうちに追いついたのが大きかった。

 ただ、PKの判定には疑問の声が満ちあふれている。クロアチアのコバチ監督は、怒髪天をつくばかりに怒っているくせぇ。

 「あれがPKじゃ、サッカーにならない」か。その気持ちはわかる。

 をポンしている奴がいるのに、初牌のを切ったら麻雀にならないのと同じである。
 
 でも、ま、あれは開催国の特権だな。アルゼンチン大会でも、アルゼンチンの初戦のハンガリー戦で、主審がハンガリーの主力のトロチク、ニラシを退場させている。

 もしあのPKがなかったら、引き分けに終わっていただろう。だからして、ブラジルが勝ち点3を取ったのは幸運であった。

 フジテレビがゲストにジャニーズのガキを呼ばないのは偉い。ジャニーズのガキがシャシャリ出てくると見る気が失せる。

 ワールドカップをジャニーズのガキにしゃべらせるのは、ワールドカップを冒涜する行為だ。

 釣男がフジテレビに出ていたのには首をひねった。釣男も、意外に気概がないな。代表漏れしたら、テレビの出演を断れよ。

 テレビといえば、NHKのワールドカップ関連の番組は見ねぇ。それは、にわかサッカーファンのメッセージが読み上げられるからである。

 普段からプレミヤリーグなどを見ていないどころか、大会ガイド号すら読んでないような奴がコメントを寄せるな。

 それと、今回はテーマソングが良くない。ソチ五輪のテーマ曲は名曲だったが…。

 大納言が、
「今日から始まったの?」と、わしに聞いてきた。わしが、「いいなぁ。そうやって、いつも超然としてられて」と言ったら、「無関心が一番。体力温存」という有り難いお言葉をいただいた。

 ったく、少しは俗事に興味を示せよ。そんなんだから、いつまで経ってもチョンガーなんだよ。

 って、人のことが言えるか。わしも、生涯、チョンガーよ。

 2日目には、一次リーグ随一の好カード・スペイン−オランダがある。

 しかし、それも、互いにフルメンバーでの話。ストロートマンとファン・デル・ファールトの欠場は、攻撃が身上のオランダには痛すぎる。

 オランダとしては、引き分けで御の字。負けても、点を取っての1点差に抑えたい。

 今日は、フラフラの状態で仕事をしていた。致死量に近い血液を抜かれたのに麻雀をし続ける鷲巣を考えたら、わしの今日の状態など屁みたいなものだがな。

 とにかく、今日は10時間は寝る。明日、スペイン−オランダの録画を見るのが怖ぇ。


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