1人記者座談会

 
 午後1時過ぎ、インターネットに接続しようと思ったら、
「インターネットへの接続を失敗しました」とパソコンの画面に表示された。昨晩の11時過ぎまでインターネットを楽しんでいたのに、どういうわけだ? 

 とりあえず再起動してみた。が、ダメ。

 ルーラーに刺さっている線を全て抜いて、奥まで差し込んでみた。しかし、結果は同じ。

 それどころか、
「‘インターネット接続’への接続は失敗しました。(CODE734:pppリンク制御プロトコルを終了しました。)」が画面に示された。

 こうなったらNTTに不幸の電話だ。ところが、オペレーターと話すまで、えれぇ待たされた。日曜なので回線が混んでいるくせぇ。

 やっと姉ちゃんが出て事情を話したら、NTTの故障センターに掛けるように言われた。NTTの故障センターに事情を話すと、わしの名前、住所、電話番号を言わされ、「
原因を調べます。5分ほどして、こちらからお電話します」と言われた。

 そういう時は、5分で掛かってこないもの。案の定、10分ほど待たされた。

 あに? 
「アパート全体が接続できない状態になっています」だと? いったい、どこまで、わしは引きが弱いんじゃい。

 明日、修理するとのことだった。しかし、これが1週間後でなくて良かったぜ。

 1週間後は大会2日目。それでこういう状態だったら、NTTをしばき倒すところであった。

 後出しジャンケンは嫌だから、 4日の週刊朝日の甲子園特集号が発売の前の今日に
「1人記者座談会」をするつもりだった。それが出鼻をくじかれた。

 今、この日記を書いているのは、3日の午後6時。こうなったら、今から「
1人記者座談会」をやる。

 
−今年は西日本に強豪が多いようだね。

 A:まず、選抜優勝の龍谷大平安の名前を挙げたい。龍谷大平安の攻守のまとまりは大会随一といえる。

 E:1番の徳本、4番の河合と軸がしっかりしている。好打の石川が下位にいるのも脅威。

 B:投手陣も多彩だし、春夏連覇を意識しなければ上位進出は固い。

 C:関西では大阪桐蔭も攻守にたくましい。

 D:昨年の森のようなスターはいないものの、峯本、香月など経験値が高い選手がいる。強打は健在だ。

 C:大阪桐蔭は投手力が心配されたが、福島が一本立ちし、2年生左腕の田中が急成長したのも大きい。

 A:両校とは対照的に、明徳義塾はエースの岸が生命線。

 E:安定感では、岸は大会bPだろう。馬淵監督も、岸には絶対の信頼を置いている。

 B:明徳義塾打線は派手さはないが、しぶとく点を取っていく。

 D:問題は、頼れるピッチャーが岸しかいないことだね。

 C:経験値でいえば、沖縄尚学も高い。秋の神宮大会で優勝している。だから、相手にリードされても慌てることがない。

 E:沖縄尚学は、投打のバランスが取れている。エース山城が大量失点することは考えにくいし、足を使えるのは強み。

 A:同じ九州勢では、九州国際大付が沖縄尚学を凌ぐ戦力とも言われている。

 D:九州国際大付は新チーム発足時から期待されていたけど、ようやく結果を出したね。

 B:九州国際大付は、3番の古沢、4番の清水、エース格の左腕・木下と超高校級が揃っている。5回戦から圧勝の連続だった。

 C:九州国際大付は、他にも山本ら打てるバッターがいて、投手陣の層も厚い。

 −東日本では、どの高校が有力か? 

 C−東海大相模が随一。140kmを投げるピッチャーが4人いて、打線も強力。

 A:予選では、選抜で優勝候補だった横浜をねじ伏せた。

 D:それだけ好投手がいると、夏の連戦には圧倒的に有利だね。

 E:日本文理も力がある。

 B:本格派右腕の飯塚のほか、トップの星、4番の池田、さらには予選の決勝戦でサヨナラホーマーを放った小太刀もいて、タレントが揃っている。

 −常連校の広陵は? 

 C:春の中国大会を優勝した力は侮れない。

 B:広陵は攻守に洗練されている。他校には怖い存在だ。

 A:広陵はエースの吉川が成長したのが大きいね。

 −以上から、東海大相模、日本文理、龍谷大平安、大阪桐蔭、広陵、明徳義塾、九州国際大付、沖縄尚学が8強といったところかな。

 E:異論はない。

 −では、8強に迫るチームは? 

 B:大垣日大が見逃せない。今年のチームには坂口監督がかなりの手応えを感じている。

 C:大垣日大は、エースの高田が復調したのが大きい。もともと打線はいいし、優勝する力はある。

 E:神戸国際大付は総合力が高い。勢いがつけば、初出場初優勝もあり得なくはない。

 A:東邦も侮れない。選抜で活躍した豊川に完勝した。

 E:智弁学園は、岡本を中心としたバッティングのチーム。相手ピッチャーが、あの打線を抑えるのは難しい。

 A:三重も上位進出するだけの力がある。打線がいいからね。

 D:優勝候補の高校も、二刀流で話題の松本の盛岡大付と初戦では当たりたくないね。

 B:八戸工大光星は、戦力では東北でbPだろう。投手陣の層が厚い。

 C:関東では、春日部共栄、二松学舎の戦力が高い。

 A:今年のように強豪が多くなかったら、両校とももっと注目されるだろう。

 E:中国に目を移すと、関西と開星、それに好投手の柳川がいる岩国も力が注目される。

 −では、最後にまとめを。

 A:今年は投攻守にバランスが揃った強豪が多く、強豪以外の高校にも好投手が多い。それだけに初戦の組み合わせが注目される。


 自分で書いていて、今年のレベルの高さに興奮してしまった。この顔触れに智弁和歌山が加わって、小島、安楽もいたら…。死んだ子の歳をまた数えてしまった。

 
「1人記者座談会」に、「−佐賀北に2007年の再現の可能性は?」「A:ないっ」というのを入れたかった。さすがにそれはカットした。

 今日は10時半に起きて、NHKの将棋対決を見た。美人棋士が打つからだと言ったろ。

 残念ながら、若ハゲの五段に負けてしまった。その結果に吐いているのは、番組スタッフだろう。

 ××的という表現は嫌いだが、テレビ的には、美人棋士が勝ち進んだ方が良かったからな。

 スタッフ連中は、
「若ハゲ、勝ちやがってぇ」と毒づいたと思われる。それは、わしも同じである。

 今週も、先週に引き続きアタック25が放送されなかった。テレ朝の編成部に大喝だ。

 来週から3週連続で、アタック25に用がなくなる。高校野球>アタック25なのは書くまでもない。

 昨日の日記で、‘殿下’のことを書いた。が、‘殿下’が70歳になっていることに驚いたことを書き忘れた。

 光陰矢の如しどころではない。文字通り、光速だ。

 明日は仕事である。月曜に出勤できない体質もクソもねぇ。開幕日の土曜に公休日を入れてあるのである。

 って、大会初日が台風で中止にならないだろうな。むろん、その策は考えてある。土曜に出前出勤するだけのことよ。

 さ、いよいよ大会が迫ってきた。わしのカラータイマーが鳴り終わる時も迫っているかもしれない…。


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