博徒を惑わせるな
今日のゲンダイに、「初戦で消える高校、残る高校」が載っていた。数年前までは、「トトファンへ贈る」という枕詞がついていたのだが、琴光喜事件以来、その枕詞はなくなった。
以下では、その内容を幾つか紹介したい。
開幕戦の龍谷大平安−春日部共栄は、「龍谷大平安打線が春日部共栄の好左腕・金子を攻略。実力校対決を制し、春夏連覇へ好発進する」と書かれている。これは順当な予想である。
「2日目の第3試合は、日本文理が大分の最速150km台の右腕・佐野を攻略して勝ち進む」 が、わしは、「攻略」まではいかないと思う。ロースコアの接戦を日本文理がものにするのではないか?
ゲンダイは、健大高崎を「台風の目になる」と高く評価している。確かに、予選で前橋育英、桐生第一を連破した実力は侮り難い。
あに? 「サガンが利府に勝つ」だと? 納得いかん。
三重−広陵は、「攻守のレベルが高い広陵が総合力で上回る」と、広陵の勝利を予想している。その広陵が3番手グループとは、朝日の記者座談会は当てにならん。
「九州国際大付の若生監督は、最後に頂点を目指す」か。ゲンダイの記者の方は朝日の記者より、よほどわかっているじゃないか。
明徳義塾−智弁学園を智弁学園の勝利としているのは、どういうわけだ? 岸が多少打たれても、それ以上に明徳義塾打線が智弁学園の投手陣から点を取ろう。
大阪桐蔭が開星に負けるたぁ、あんだ、その予想は? 大阪桐蔭打線が開星の恩田を打ちあぐむって、まじかよ。
そんな大胆な予想をしていいのか? それで博徒どもが大阪桐蔭を見切って、大阪桐蔭が優勝したら、どう責任を取るっていうんだ?
まあいい。わしは、今年も琴光喜にならないからよ。
東海大相模−盛岡大付は、「『投手力の相模』と言われるが、打線も.421と強力。大会bP右腕松本の盛岡大付を下す」という予想である。それには同意である。
「作新学院がV候補の沖縄尚学を下す番狂わせ」とは、これまた度胸ある予想じゃないか。というか、あまり博徒を戸惑わせるな。
もしゲンダイの予想通り、明徳義塾、大阪桐蔭、沖縄尚学が初戦で敗退したら吐き倒れる。さすがに、それはあるまい。
最後に、昨年の「初戦で消える高校、残る高校」において、明徳義塾−瀬戸内を瀬戸内の勝ちとして、思っくそ外したことを申し添えておきたい。
こうして、「ああでもない、こうでもない」と予想するのも、高校野球の楽しみ方。前に書いたように、今は、キムラ店の待合室で出番を待っているのと同じ気分である。
こりゃあ、台風で土・日の試合は中止だな。こうなったら公休日の土曜を出前出勤にする。その布石はすでに打ってある。
2日順延となると休養日がなくなるから、優勝争いに影響が出てくる。ピッチャーは大変だが、わしとしては休養日がない方が有り難い。
今、出前デーをいつにするか、呻吟している。まさか台風12号が発生しまいな。嫌な予感だ…。
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