大会2日目
わしの30分を返せ。試合開始が雨で30分遅れるたぁ、「計算外だよ、玄大佐」。
それでも、中止になるより100万倍まし。もし中止になっていたら、そのクソストレスでキムラに変身していたかもしれん。
東邦、強ぇ。朝日新聞が東邦をランク5位にしていたのがわかった。
ただ、昨年のチームを甲子園で見たかった。週刊朝日特集号でも、「昨年のチームは全国でも優勝を狙えた」と書いている。
昨年は、高校通算30本以上打っているバッターが5人いたというからな。ただし全員が左バッターで、予選で享栄の左腕に当たって負けてしまった。
東邦の藤嶋がバンビ2世と呼ばれているといっても、本家と比べて顔がぁ。本家は、俗世に全く興味を示さない大納言でさえ、「かわいい顔をしていたピッチャーだよね」と知っているほどハンサムであった。
むろん、そんなことは、わしにとっては、どうでもいい。野球に顔は関係ねぇ。
星稜−静岡は、両チームの右腕が良くて好ゲームであった。しかし、静岡にエラーが4つ出てしまった。それじゃ、勝てんわな。
星稜は、山下監督のイメージが強過ぎる。実況を担当した若いアナでさえ、「星稜の山下、失礼、林監督」と言い直したことからも、それがわかる。
監督といえば、静岡の監督は大変だ。OBどもが口を出しまくるからである。
99年夏の桐生第一戦で2点を追う9回表に、ノーアウト1塁から次打者に送りバントをさせた。それはあり得ない采配である。むろん、当時の監督は、即、引きずり降ろされた。
第3試合は、日本文理打線が大分の佐野を攻略した。ホームランが2本飛び出したというのは日本文理らしい。
ただ、飯塚の調子がイマイチであった。もし相手が強打のチームだったら、2失点では済まなかったろう。
大井監督のインタビュー中にアナが、「次の相手は、『強打の…』」と言った瞬間、吐いた。一発ツモで東邦が相手だとわかったからである。
そんなもん、鹿屋中央−市和歌の勝者か佐賀北−利府の勝者と当たらんかい。もし、その2カードの勝者同士が2回戦で対戦となったらハガい。
こうしてみると、市和歌と智弁学園では、如何に格が違うかがわかる。市和歌には悪いが、それが正直な思いである。
第4試合には痺れさせてもらった。初回に8点取られたのをマクったなんて、大会史上初じゃないか。
それにしても、初回の大垣日大の8失点は、説明の仕様がない8失点だった。被安打4で8失点とはよ。
とはいえ大垣日大がその裏に4点返したので、「逆転があるかもしれん」と思った。その4得点は、先頭バッターの種田のヒットから始まった。まさにチームを勇気づけるヒットだった。
が、4回に藤代にツーランホームランが出て4−10になった時は、「この2点は致命傷だな」と、大垣日大の敗退を覚悟した。その思いは、坂口監督も同じだったくせぇ。
それでも、5回、6回と1点ずつ返したことが、藤代の左腕にプレッシャーになった。南海権左のチリつも作戦も、ちったぁ使える。
しかも、坂口監督がピッチャーを変えたことで藤代の追加点を阻み、チリつも作戦の弱点である「相手の攻撃を計算に入れてねぇ」をつかれなかった。
結局、大垣日大が8回に逆転したわけだが、ノーアウト3塁の場面で、2番の1年生に四球を与えたのが藤代には致命傷になった。そういう場面で逆転のランナーを出してはいかん。
大垣日大の次の相手は、まだ決まっていない。広陵−三重の勝者との対戦になるなよ。そう書くと、本当にそうなら嫌になる。
大垣日大の坂口監督は、今のチームに相当の自信を持っている。「あと1勝したら、蔦監督の勝利数に並びますね」と言われたのに対し、「いや、6勝しますよ」と返したというのだから。
確かに、打線は破壊力満点だ。が、投手力に不安がある。優勝は無理なのではないか?
第4試合を観戦している最中は、完全にイッていた。そこに、号泣組翁が職場から電話を掛けてきた。
だから、TPOを考えろって。ほとんど上の空で対応したのは書くまでもない。
明日は出勤だ。さすがに明日くらいは職場に顔を出さないとまずいからな。
第4試合が終わってから、まだ1時間余り。脳が沸騰したままである。誤字・脱字がいつも以上にあるのは勘弁してくれ。
というわけで、今からクールダウンのために風呂に入る…。
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