年賀状書き

 
 ダメだ。目が覚めた午前10時からずっと考えていたのだが、どうしても羊をモチーフにした怪人を思いついくことができなかった。

 プロレス評論家の竹内宏介が、ブッチャーとハリー・レイスの試合の日、
「朝からずっとブッチャーの出方を考えていたのですが、どうしてもわかりませんでした」と言っていたのと同じである。

 しかし、竹内宏介も朝から何をやっとんじゃい。他にやることが何もなかったのか? 

 仕方がないので、来年の年賀状は無難なものにした。ただし、一部の人間には、ナゾの画像を入れた。一部の人間が誰なのかは、ここでは申し上げない。

 今年の年賀状書きは、割とスムーズに行った。書き損じが2枚で済んだのでな。

 肉筆を入れないダマの年賀状は味気ないので、1枚1枚コメントを書いた。そして、てめぇのあまりの字の汚さに吐いた。

 それでも、くさび形文字の号泣組翁よりはマシ。翁の字は解読できないのだから話にならん。

  
 
    上が翁のくさび形文字。読めねぇ。

 かように、わしは芸術科目が全くダメ。なので、高校入学時の音楽、美術、書道の選択には悩んだわ。

 この3科目の苦手度は、まさに逆ミラクル3。どの科目を選んでも、待っているのは死の1文字。

 その中で、まず消去したのは音楽である。なにせ、作曲が夏休みの課題として出されるというのだからな。

 音楽センスゼロのわしに、作曲など論外。作曲家は、げに偉大だ。

 残る音楽と書道で美術を選択したのは、麻雀で言うところの指運であった。

 美術を取ったことで張本が担任になった。そして、競馬がヘタクソな奴と2年の時に同じクラスになった。人との出会いは、まさに合縁奇縁である。

 今日の昼、競馬がヘタクソな奴にメンツ集めを命令するべく電話をしたら、
「今、忙しい。後で電話する」とか言って切りくさった。そして、午後8時半の現在、まだ電話がない。

 まあいい。明日、また電話するからよ。

 今日は、年賀状書きで疲れた。今晩、12時間以上寝るのは確実である。

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