イラク戦
数ヶ月前、イラクの監督がシュナイシェルと聞いて驚いた。あのシュナイシェルが生きていたとは…。
シュナイシェルは「ドーハの悲劇」に出場していた選手の1人であったが、出場していた多くの選手が行方不明と聞いていたのでな。だから、シュナイシェルが代表監督に就任したと知って感慨深いものがあった。
「ドーハの悲劇」ではシュナイシェルは背番号4をつけ、センターバックとして奮闘した。接触プレーで倒れていた味方選手に、「早く立て」と促していたのが印象深い。
あの試合においては、シュナイシェルだけでなく、イラク代表の面々のファイティングスピリッツが凄まじかった。日本に勝てばワールドカップに出場できる可能性があったことと、負けたらフセインにムチ打ちされるかもしれないという恐怖感が、その源泉であった。
イラクの選手が立派だったのは、激しいプレーは随所に見せたが、ラフプレーを一切しなかったことである。その辺は、イカサマばかり考えている福本伸行と大違いだ。
しかし、今日のテレ朝の中継でシュナイシェルが、「ドーハの悲劇の試合で得点した」と紹介されて、耳を疑った。あの試合で点を取ったイラクの選手はアーメド・ラディと、日本を地獄の底に突き落としたオムラクだ。
解説席にいた中山も、その間違いに、「このバカ野郎が」と思ったことだろう。中山があの試合で勝ち越しゴールを奪ったのは、あまりにも有名である。
前振りが長くなり過ぎた。今日の試合を振り返りたい。
スコアこそ1−0だったものの、内容的には日本の完勝であった。例によって、ちょっとでもピンチになると松木が大騒ぎしていたが、危ないシーンは皆無であった。
つまり、点差以上の実力差だったと言える。イラクがややかわい子ちゃんになったのが、正直、寂しかった。
それにしても、本田はハガかった。シュートが3本、ポストとバーに当たったたぁ。これでPKまで外していたら、シャレにならないところだったわ。
白鵬がカッとなったのはわかる。遠藤コールが聞こえたら、誰だって熱くなるわ。
だいたい、横綱に品格を求める方が間違っている。大鳴戸親方の「八百長」を読めってんだ。
明日で阪神・淡路大震災から20年か。この20年で色々とあった。今は、それらを振り返りたくねぇ…。
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