高層ビル群に沈む
雨だと休むおっさんの姿を、今日も見ることができなかった。昨晩の「明日の朝は積雪の恐れがあります」の予報に日和ったくせぇ。
そういうこっていい。出前をいつ取ろうと、そいつの勝手だ。
結局、雪は全く積もっていなかった。なんでもかんでもツモる伊藤優孝とは大違いであった。
伊藤優孝の鬼ヅモを麻雀番組で何度も見たことがある。東1局の親で、嵌待ちのみ手でリーチを掛けた時、山には1枚しか残っていなかった。
それを一発でツモり、裏を1枚乗せて、軽々と親満に仕上げた。解説の金子プロは「ウソ〜」と絶叫し、安藤プロは、「なに、それ〜。な、なんなの、この人」と感嘆の声を挙げた。
閑話休題。実家の借り主がもうすぐ出て行く。それで、昨日、今日の帰りに不動産会社を訪ねる約束をしていたのである。
その不動産会社の新宿営業所は職場のすぐ近くにあったのだが、数か月前に西新宿のビルに移転した。ったく、イチイチ、ハガい。
地図を持っていたものの、日は落ちているは、似たようなビルの金太郎アメだはで、迷いに迷った。わしにとって、西新宿の高層ビル群は鬼門なんじゃい。
ビル群の中で溺れている時に、とあるビルに入ろうとしていた兄ちゃんを見た。で、そいつに聞いてみた。そしたら関西弁で、「僕も迷っているんです。このビルへはトイレをしに来ましたので…」と言われた。
かぁぁ。何たる引きの弱さ。ちったぁ伊藤優孝の引きを見習いたい。
通行人に聞いても埒が開かないと思い、auショップに入って道を聞くことにした。対応に出た兄ちゃんに教わって、ようやく目的のビルの位置がわかった。
兄ちゃんは、道を聞きにショップに現れた奴に初めて接して吐いたことだろう。auと携帯電話を契約してんだから、それくらいしてもらって当然だ。
今回の担当者は、前回の担当者よりも、さらに感じが良かった。菓子折を持っていたら、えらい恐縮していたしな。
で、担当者に、今回はBS放送が映ることと、エアコンが4台あることをアピールしてくれと頼んだ。なぜか、前の設備紹介時には、「BS無し、エアコン無し」となっていたのでな。
しかし、BSとエアコンがあるとないかでは大違いだぞ。前の担当者には大喝だ。
今回の担当者も結婚指輪をしていた。30過ぎくらいだったら、当然といえば当然なのだが。
ていうか、うちの職場が異常なんだよ。ベトナムのボートピープルなみの結婚難民の数なんてよ。
担当者に提出する書類を渡された。それに必要事項を書いて簡易郵便で返送するように言われた。あ゛〜、うざってぇ。
担当者はエレベータの前まで見送ってくれた。その辺も前の2人の担当者とは違った。
4月からプー太郎になるから、実家に借り手が付くか付かないかは死活問題になる。担当者よ、頑張ってくれ。
明日、明後日も出勤である。刻一刻と仕事生命が尽きようとしている…。
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