1位は仙台育英
まず、昨日、書き忘れたことを書きたい。
「報知高校野球」に大喝だ。選抜出場校の紹介のページで、21世紀枠から先に紹介するとは、どういうことだ?
21世紀枠など、刺身のツマ以下の存在。おまけ扱いで十分だ。
というわけで、今日、ベースボールマガジン社発行の選抜ガイド号を読んだ。
先頭のページには、選考経過について書かれている。四国・中国の5枠目の選考理由で怒りが爆発した。
「5校目は、中国3位・米子北と四国3位・明徳義塾による比較になった。『実力では明徳。山陰地方はなかなか出られない。米子北が出場することで夢と希望を与える(選考委員)』」。
そういうのを詭弁と言うんだよ。正岡子規の母校の松山東を21世紀枠で選出させるために、明徳義塾を落としたんだろ。
正岡子規の母校であることが何の決め手になるというのか。巷間、言われているように、21世紀枠は高野連の自己満足以外の何物でもない。
話は明徳義塾に戻って、そんなとってつけた理由で落とされたのは、気の毒と言う以外に言葉が見つからない。
だいたい米子北は、新チームになってから14勝18敗と負け越しているじゃねぇか。そんなもん、とても選抜される成績ではない。
ベースボールマガジン社発行の選抜ガイド号では、仙台育英を優勝候補筆頭に挙げている。追うのは、県岐阜商、敦賀気比、龍谷大平安、大阪桐蔭か。
敦賀気比、大阪桐蔭は投打のバランスの良さから当然の優勝候補として、県岐阜商はどうか? 剛腕・高橋のワンマンチームでは優勝は難しい。
仙台育英が優勝候補筆頭であることに異論はない。新チームの成績が63勝3敗1分とは驚異的である。そして、神宮大会を圧倒的な強さで制した。
仙台育英の強みは、佐藤世那という絶対的なエースを持っていることである。
2年前のチームは、馬場、鈴木のダブルエースであった。ただ、2人に打者をねじ伏せる力はなかった。その点からしても、今年のチームの方が投手力は明らかに上である。
さらに、佐々木監督は、強打を誇った2年前のチームより今年のチームの方が打力は上だと名言している。今年のチームは下位打線まで充実しているくせぇ。
仙台育英の練習試合の結果を見たら、○4−3早大学院、○早実5−0とあった。南海権左流に考えれば、早実は早大学院より弱いということになる。
それはともかく、タレントが揃っているという新チームの早実が仙台育英に0−5で負けているという事実に吐いた。
浦和学院はAランクに評価されているといえ、優勝候補のケツという扱いである。
2年前のチームには、竹村、高田、山根、木暮、斎藤らがいて、打力も抜群だった。それに比べて、今年のチームは小粒であることは否めない。
静岡打線は大会随一の打線と目されている。が、6敗のうち、3度も完封負けがあるのに引いた。静岡打線に惚れることはないな。
静岡は投手力がややかわい子ちゃんのようだ。もし99年のエースだった高木が今年のチームのエースだったら、優勝候補の筆頭だったろう。
敦賀気比は、平沼がエースで4番というのが気掛かりである。不知火、雲竜、土門(3年夏)、坂田、犬飼小次郎、賀間はエースで4番であったが、いずれも明訓に屈している。
敦賀気比に北陸勢初優勝の期待が掛かるのは、平沼の存在からしてわかる。敦賀気比としては、平沼のスタミナを考えたら、初戦は21世紀枠と当たりたい。
天理は大会展望ではそんなに評価されていなかったが、Aランクなのは間違いない。なにせ、新チームの成績が34勝1敗1分。左腕2人しだいでは、2度目の優勝が視野に入る。
龍谷大平安は、打力低下が懸念される。高橋1人では連覇は難しい。
大阪桐蔭は総合力が高い上に、選手の経験値も高い。「ホームラン」が大阪桐蔭を優勝候補筆頭に推したのは当然かもしれない。
近江がCランクとは、どういうことだ? 「ホームラン」は、「湖国、初優勝も」と書いているのによ。
事実、昨夏の甲子園で好投したエース・小川が残っているじゃねぇか。なのに、21世紀枠など超かわい子ちゃんと同じランクというのはあり得ない。
以上の高校以外では、英明が不気味である。負けたとはいえ、練習試合で智弁和歌山に1−2と善戦している。また、明徳義塾には4−1で勝っている。
以上から、わしなりにランク付けしてみた。1位=仙台育英、2位=大阪桐蔭、3位=天理、4位=敦賀気比、5位=浦和学院。
この5校が5強で、それらを追うのが静岡、県岐阜商、龍谷大平安、英明といったところか。
ここで、また死んだ子の歳を数えさせろ。東海大相模と智弁和歌山が秋季県大会で姿を消したのが惜しまれる。もし両校が選抜されていたら、7強になるところだったのによ。
明日は、サークルの後輩のドクターと仕事後に会う。男とのデートも、また楽しからずや…。
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