偏食合戦

 
 プー太郎生活、5日目。今日もティップネスに行った。

 いくらなんでも行き過ぎたか? そんなことはねぇ。利用し倒すのみよ。

 わしが目指しているのは、山田太郎の打率ではない。ガルーダの勝率だ。

 梶原一騎原作の
「紅の挑戦者」に登場するガルーダが、ほとんど奇跡的にて神秘的な強さを誇るムエタイのチャンピンであったことは、あらためて書くこともあるまい。

 今日は、朝一で顔を出した。午後5時から仲間内の飲み会があったのでな。

 さすがに、その時間だと岩盤浴が余裕で利用できた。昨日のゲンダイを読みながら、岩盤浴で汗をかいた。

 そしたら、あっという間に1時間経った。これぞ有効な利用法である。

 今日の飲み会では、久々にモノホン君に会った。モノホンとわしは、かつて偏食王を競った仲。当然、今日も偏食合戦となった。

 モノホン君は、相変わらず、ネギ&タマネギが食えねぇくせぇ。なので、牛丼を頼む時は、タマネギ抜きにしているそうだ。

 しかし、ネギがアウトなのはハガいな。店員がラーメンやそばに流れ作業でネギを入れるからな。

 なので、モノホン君は、
「ネギ抜きで」と店員に念を押しているとか。が、「9割方、ネギが入ったまま出てくる」と吐いていた。

 吐くのはわかる。わしだって、お好み焼きに勝手にマヨネーズを掛けられたら、手も足も出ないからである。

 モノホン君が、わしがダメな酢の物が食えるのが納得いかん。偏食合戦は両者リングアウトか?

 モノホン君と意見が一致したのは、
「東南戦がうざったい」ということと、「トム・ヤン・クンがクソまずい」ということである。

 特に後者で共鳴した。トム・ヤン・クンが世界三大スープの1つなのが信じられぞうだ。

 2人とも東南アジアの料理が話にならない。モノホン君の、
「葉でもダメなのに、なんで茎まで入っているんだ」には激しく同意だ。

 マイノリティもドレッシングがNGだったとは、長い付き合いなのに知らなかった。だから、わし、モノホンくん、マイノリティが座った一帯では、サラダがまるで捌けなかった。

 ドクターから甲子園土産として、
「栄冠は君に輝く」のCDをもらった。ドクターは、大会8日目の試合を観戦しに甲子園に行ったのである。

 その日、松山東−東海大四の試合があったのだが、ドクターは松山東の応援団がチケットを買い占めていたことと、ひいきの引き倒しの応援に怒っていた。

 当たり前のことながら、ドクターも、21世紀枠という欺瞞枠には異議を唱えている。

 そりゃ、そうよ。こじつけによる出場なんだからよ。

 書記長に退職祝いとして、
「大人のウルトラセブン」というムック本を贈呈された。ウルトラセブンは大人の観賞に耐えうる名作で、書記長の評価も高い。

 その点、ウルトラマンタロウは、なっとらん。野菜怪獣・モットレクロン、もちつき怪獣・モチロンだと? 子供をナメるにも程がある。

 画伯と、ある勝負をした。絶対の自信があったのに、チップ2枚分と日和ってしまった。

 クソ〜、有り金全てを突っ込むんだったわ。わしとしたことが不覚であった。

 後輩の司法書士が、わしが不動産王になったと、皆に披露した。

 ノー、ノー。まだまだワニ蔵の域には、遥かに遥かに及ばない。

 ‘せいうち’が来られなかったのは残念である。今度会う時は、雀界復帰を全力で促す。覚悟しておけ。

 モノホン君が打てないというのなら、アフター麻雀は諦めるしかなかった。今度、また宗主争いをしようじゃないか。

 明日は、ティップネスの指導員との面談がある。どうせ、ロクなことにはならんだろうよ。

 明日は体重測定とかもあるので、飲み会での飲み物をメロンソーダの金太郎アメにしたのである。とにかく、早く寝るべし。

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