団塊野郎、倒れる
プー太郎生活、14日目。夏の甲子園なら決勝戦の日である。そして、その日で大会は終わりである。
が、わしのプー太郎生活に終わりはない。いや、わしが彼岸に旅立てば終わる。
今日も雨だった。気象予報士どもよ、ちょっとやり過ぎじゃねぇのか。
明日も雨模様だと? わしがティップネスへ行く道中が雨でなければ、気象予報士どもを許す。
今日は、ティップネスで事件があった。岩盤浴から上がってロッカー室に戻ったら、70過ぎとおぼしき老人が板の間に横たわっており、頭にタオルが巻かれていたのである。
貧血でも起こしたのか? 老人にとってティップネスは年寄りの冷や水だって。
わしはそれを横目に、ロッカー室内にあるマッサージチェアで体をほぐすことにした。野次馬根性があったかどうかは、ここでは申し上げない。
男のインストラクターが4人いて、「今、救急隊が来ますから」と、老人を元気づけていた。老人は、意識はしっかりしていた。なんで、インストラクター達はパニック状態になっていなかった。
あに? 担架を運び入れることができないだと? 確かに、ロッカー室の入口は狭いわな。
それで、救急隊の奴らが直に入って来て、老人に色々と問い掛けた。
あに? 66歳だと?
それじゃ、団塊ど真ん中じゃないか。それにしては老けて見えたな。
ったく、蔦監督じゃねぇぞ。50代の蔦監督は、相当のじぃさんに見えたものである。
救急隊の奴らが団塊野郎を介抱しているうちに、マッサージチェアの終了タイムとなった。
さすがに、それ以上見るのも下卑ているので、サウナに入りに行った。そしたら、これも団塊野郎と思われる2人が会話をしていた。
「風呂場で倒れてさ。俺、ロッカー室にいたんだけど、物凄い音がしたよ。なんでも、頭を切って血がけっこう出たんだって」
それって、ヤバいな。打ちどころが悪いと大事だぞ。
「あの人、毎年、年に2回は倒れているんだよ。だから、倒れるのは珍しくないんだよ」
なんだ、そりゃ。そこまでしてティップネスに通うかぁ。
インストラクターとかが、いい迷惑じゃないか。フリー雀荘なら余裕で出禁だよ。
倒れた団塊野郎は、退院後、ティップネスを退会するのか? ま、大きなお世話だがな。
そういうわしは、いつまでティップネスの会員でいるのか? タネ銭が切れるまでだな。
今日は、NHK・BSで日本ハム−ロッテを見ていた。読売戦でないので、邪念が入らなかった。
日本ハムのキャッチャーが、帝京を卒業して2年目の石川だったので驚いた。
石川は中学時代から有名で、帝京に入学したことで、ちょっとしたニュースになった。
石川は1年生からレギュラーであり、そのチームは2011年の夏の甲子園で優勝候補だったが、石川が2年生時の帝京はもっと強力なチームで、三白眼男の自信作だった。
が、秋の都大会で準優勝に留まり、21世紀枠の犠牲になってしまった。わしが怒髪天をつくになったのは書くまでもない。
夏は、相性の悪い国士舘に説明の仕様のないハマり方で敗れ、ついに、そのチームを甲子園で見ることができなかった。
ただ、そのチームが甲子園に出場していたとしても優勝できたかどうか? なにせ2012年は、藤浪の大阪桐蔭が図抜けた存在だったからな。
明日もティップネスだ。その倒れた団塊野郎を反面教師に無理のない範囲でやろう。
登場率100%というのは無理をしていると思われ…。しかし、その数字は譲れん。わしは、あくまでKO率100%のガルーダだ!
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