両国国歌吹奏を流せ

 
 プー太郎生活、16日目。W杯なら、まだ大会期間中である。

 今日は疲れ気味だったので、筋トレはやらなかった。

 プールにある階に上がったら、顔なじみになったインストラクターの姉ちゃんに、
「筋トレは終わったの?」と聞かれた。

 
「ええ」とシャミを引いた。そのシャミに意味は何にもナイマン。

 それにしても、若い子からタメ口を聞かれるのはいいもんだ。キムラ店の姫にも、そういう子が多いことを申し添えておきたい。

 岩盤浴であるが、
「左側の4列が通常の温度になるのは24日になります」という張り紙があった。

 どうも大規模な修繕になるくせぇ。これが目安箱効果だとしたら、効果があり過ぎだ。

 今日は、本当に疲れていたようである。マッサージチェアで寝てしまい、団塊野郎とおぼしき奴に起こされた。

 明日が閉館日というのは有難い。下手したら今日で連続登場記録が途絶えていたところであった。

 今日は野球よりボクシングだ。山中の試合を見逃すバカはしない。
 
 しかし、日テレ、使えん。試合が始まる直前まで、くだらないバラエティ番組を流していたことで、試合前の両国国歌吹奏が割愛になるたぁ。

 ボクシングの世界タイトルマッチで最も興奮するのは両国国歌吹奏時だぞ。番組制作者は、そのことがわかっとらん。

 今日は、山中の圧勝だった。画面からも、山中の相手に対する圧力が尋常でないのが伝わった。

 相手のアルゼンチン野郎は、グローブを合わせた瞬間に、
「こいつには勝てねぇ」と思ったことであろう。麻雀においても、ツモる・切るの姿勢から、「こいつには勝てねぇ」と感じることがあるのと同じである。

 山中は、確かに強い。ただ、
「バンタム級の史上最強を目指す」というのは、達成不可能な目標である。

 ‘黄金のバンタム’エデル・ジョフレ、‘ミスター・ノックアウト’ルーベン・オリバレス、‘KOアーチスト’カルロス・サラテの域に到達できっこねぇ。

 実際、この3人の実力は飛び抜けている。オリバレスがチャンピオンのライオネル・ローズに挑戦した時の戦績が52戦51勝49KO1分というのは、軽量級では有り得ん。

 が、それを凌駕するのが、カルロス・サラテの戦績である。55戦全勝53KO勝ちって、バケモノだ。
 
 オリバレスがファイタータイプだったのに対し、サラテがボクサータイプだったことに畏敬の念を抱いたものである。

 ただ、専門家の評価は、オリバレス、サラテよりもジョフレの方が上ということで一致している。

 そのジョフレが生涯に喫した敗北は2度。そのいずれもがファイティング原田によるものというのだから、ファイティング原田が日本人ボクサーで最初に殿堂入りしたのは当然である。

 あ゛〜、今、グダグダの状態だ。ティップネス通いに精を出し過ぎたか?

 明日は、ゲンダイをコンビニに買いに行く以外は家で死んでよう。それも、また一興よ。

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