背中を見せるな

　
　プー太郎生活56日目。100日目になったら、数えるのを止めるかもしれん。

　今日は、午前中から前の職場に顔を出した。昨晩、号泣組翁からサンダーバード救助隊の出動要請があったからである。

　翁が仕事をいろいろと回してくれるのは有難い。わしと翁は、永久（とわ）の契りを交わしているのである。

　部屋に入ったら、翁が窓の方を向いてコピーをしていた。そんなもん、子泣きじじぃコンテナよ。速攻で翁の背中に張り付いた。

　わしに背中を見せてはいかん。ゴルゴ13のように、背後に回られないようにしないとな。

　今日も翁の背中を見たが、在職中、翁がわしに背中を見せて帰ったことは、ただの１度もない。つまり、わしが翁より長く仕事をしていたことは皆無だったのである。

　今日も９時まで残業だと？　月曜から、ようやるぜ。

　それでも、巷からすれば、クソ甘いくせぇ。昨日、ムキリョクンが、「11時に家に帰るんじゃないんですよ。11時に会社を出るんですよ」と、わしに訴えていた。

　まあ、巷は、そんなもんだろうな。うちが異常なんだよ。

　今日も、昼飯を翁と共にした。この前のインド料理店より美味しい店があるというので、そこに行った。

　が、わしには、前の店と今日の店との味の違いがわからなかった。味覚障害のわしに、味の違いをわかれというのは無理な話よ。

　相撲君が休みたぁ、「計算外だよ、玄大佐」。昨日、新宿で蒼国来を見たことを報告したかったのによ。

　照の富士についての意見も聞きたかった。相撲君が照の富士のファンかどうかはナゾである。

　照の富士がカレーライスが大嫌いだというのを、昨日のＮＨＫのスポーツ番組で聞いて驚いた。匂いも全くダメたぁ。

　とはいえ、それがわからんわけではない。わしも、マヨネーズの匂いを嗅いだら気絶するからな。

　ちなみに、相撲君も、カレーが大嫌いだそうである。というか、相撲君は辛い物が全くダメなのだ。

　七味、わさび、唐辛子。それらは相撲君にとって、わしのとってのレタス、キュウリ、トマトと言える。

　今日のゲンダイも、キレキレであった。安倍を、「本当に、どうしようもない男だ」と、一刀両断にしていた。実際、奴は話にならん。

　2007年に総理が出前を取るという前代未聞の形で総理を辞した奴が、いつの間にか強大な権力を握っているという恐ろしさ。

　目障りだった橋下は退治されたが、安倍を葬るのは、小選挙区制と日本人の劣化ぶりからして、相当、難儀である。

　今日も筋トレをサボってしまった。明日こそ、筋トレをやらないといかん。

　だが、明日は、今日より行く時間がずっと遅くなりそうだ。って、今から明日も筋トレをブッチする言い訳をしているくせぇ。

　そういうこっちゃ、いかん…。