犬飼小次郎になる
プー太郎生活67日目。
ついに決断した。そう、犬飼小次郎になるのである。明日、ミニチュアダックスフンドの子犬が、わしの元に来る。
なぜ、ミニチュアダックスフンドなのか? それは、忘れられない犬がいるからである。
その犬はミニチュアダックスフンドとチワワのミックスであったが、ミニチュアダックスフンドそのままの姿であり、わしに随分と懐いていた。それで、ミニチュアダックスフンドを飼うことにしたわけである。
むろん、わしが犬飼小次郎になるのに反対の声もある。が、自分の思いを止めることができなかった。
弟に言ったら、「おめぇ、自分の身の周りのこともできないのに、犬なんて飼えるのかよ」と、半ば呆れていた。
しかし、「自分で決めたんだから、自分で責任を持てよ」と、許しが出た。わしは、弟の許しがないと何もできないのである。
言っとくが、わしはマメだぜ。携帯メールの返信も即だし、家の中の整理・整頓は出来ている。
もちろん、それだけで犬を飼う資格がないのはわかっている。最後の一押しになったのは、ムキリョクンの「犬は生き甲斐になりますよ」の一言であった。
いつぞや、借金踏み倒し野郎のアベが、「犬は絶対に裏切らない」と言っていた。借りた金を返さないくせに、いいことを言うじゃねぇか。
今日の昼過ぎ、競馬がヘタクソな奴に電話した。「わしの日記を読んでいるか?」と聞いてみたら、「今、読んでいるところだよ」とのことだった。
だったら、わしの「重大な決意」が何かわかるはず。
あに? 「わからん」だと?
相変わらず、勘が働かない奴だ。だから、いつもJRAにカモられるんだよ。
「どうしたら麻雀に勝てるかわからない」とは、相当、深刻なスランプだな。守りが破綻していることは、奴も自覚しているくせぇ。
だが、守ってばかりでは勝てないのが麻雀。次回も奴には、ただ座っているだけのメンツになってもらう。
「犬が麻雀を打つ漫画を知っているか?」と尋ねたら、「ガッツ麻雀で連載していたやつだろ」と、即答した。そういうところは見上げたものである。
今度、その漫画を貸してやるから、麻雀犬・ジョーの打ち筋を勉強しろ。ちったぁ、うまくなろう。
奴との電話を切った後、佐川急便から犬小屋などが届いた。
犬小屋を組み立てるに難渋したわ。なにせ、競馬がヘタクソな奴の馬券買いなみに説明書がヘタクソだったからである。
ともかく、無事に完成した。そして、必要な物も全部揃った。
明日、弟の車で犬を迎えに行く。明日の今頃が楽しみである。
名は、まだない。明日の日記で披露する。
わしも、犬に麻雀を仕込みたい。そしたら、いいメンツになると思われる。
こうなった以上、もう後戻りはできない。それが怖ぇ…。
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