あと1つ

 
 プー太郎生活200日目。

 わしの予感など、デタラメもいいところだった。この流れで明日から読売が3連勝することはあるまい。

 いや、あってはならん。そんなことになったら、気絶どころか寝込む。

 今日の9回表の攻防を見て、79年夏の浪商−池田を思い出した。

 浪商−池田では、2点をリードされた浪商が9回裏にノーアウト1、2塁のチャンスを迎え、バッターは5番の牛島だった。

 読売も2点のビハインドの9回表に、ノーアウト1、2塁のチャンスを得て、バッターは5番の長野。

 ともにバントか打たせるか、悩むところ。そして、打たせ、ともにショートゴロ・ゲッツーになった。

 共通しているのは、如何にも2点目が効いていることであった。もし2点差でなければ、いずれも逆転されていた可能性が高い。

 シチュエーションが似ているとはいえ、浪商−池田の方が見ていてずっと痺れた。浪商は裏の攻撃だったし、何より、負けたら終わりのトーナメントだからな。

 蔦監督がずっと貧乏ゆすりをしていたのはわかる。浪商、いや香川が大嫌いだったわしも、手にじっとりと汗を掻いていた。

 今日、やっと上田に1本出たが、やはりヤクルトのアキレス腱は1番バッターである。2番から6番まで強打者が並んでいて、1番が弱点というのは、96年のマリナーズに似ている。

 96年のマリナーズの2〜6番は、2番が若き日のアレックス・ロドリゲス、3番がスーパースターのケン・グリフィー・ジュニア、4番は史上屈指のDHだったエドガー・マルチネス、5番は後にヤンキースでも活躍したティノ・マルチネス、6番は強面のホームランバッターのジェイ・ビューナー。

 これでトップバッターがイチローだったら…。エースはランディ・ジョンソンだったし、マリナーズはワールドシリーズを制覇していただろう。

 メジャーといえば、今、プレーオフの真っ盛りである。昨日のブルージェーズ−レンジャーズは、レンジャーズのアンドルスが痛々しかったわ。

 諸般の都合で、今日のドジャーズ−メッツの結果をまだ知らん。この後、11時からのワールドスポーツMLBで、どっちが勝ったかを知る予定である。

 ついにプー太郎生活が200目になったか。あっという間に2000目になろう。むろん、わしが生きていればの話だが。

 気象予報士どもが明日も雨だと言っているので、今日に引き続いて、小太郎の抜糸が先送りとなる。よって、明日の201目は、やることが何にもナイマン。

 いや、ある。読売の死に水を取ってやる。

 明日の今頃も、上の血圧が90であることを願ってやまない…。


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