憎らしいほど強い
プー太郎生活233日目。
当然のように、日刊スポーツの一面は北の湖であった。デタラメ・ディリースポーツや東京中日スポーツもそうだったことからしても、如何に北の湖が偉大だったかがわかる。
「憎らしいほど強い」と言われたのは、横綱冥利に尽きたのではないか。そういうふうに形容される横綱は、今後も出て来ないだろう。
当時、少年だったわしはアンチ北の湖であった。もし大人だったら北の湖を余裕で応援していたろう。
北の湖理事長は人望があったという。どこぞの八百長横綱と違って、現役時代に他の力士に何度も優勝を譲ったことがその一因だという。
もし毎場所、本気で相撲を取っていたら、大鵬の優勝回数を抜いていたと思われる。それほど北の湖は強かった。
小久保監督が奴らに負けた日の晩は眠れなかったという記事を読んだ。それは、こっちのセリフだ。
わしも、その晩は頭にきて眠りが浅かった。そういうファンは多かったろう。
それと、小久保監督が「負けたが、切り替えていく」と言っていたのを知って吐いた。わしは切り替えられねぇ。
だから、今日に無理やり予定を入れたのである。3位決定戦など見たくないのでな。
その予定が、とっつぁんとのデートとはハガい。とはいえ、人と会うのは、プー太郎生活において重要である。
とっつぁんであるが、相変わらず、かみさんに迫害されているとか。今日も、散々、かみさんの悪口を聞かされた。
とっつぁんの愚痴も味がある。迫害の様を新聞やラジオに投書したら採用されるのではないか?
3位決定戦で大勝しただと? そんなもん、虚しいばかりよ。
奴らがアメリカを大量リードだと? あーそー。どうでもいいわ。
あんだ、あんだ、今日の休場力士の多さは。それだけ怪我人が多いというのは、ガチンコ相撲が多いことの裏返しと言えるかもしれん。
そうした中、モンゴル一派が怪しい相撲をしている。今場所は日馬富士の優勝で話が決まっているくせぇ。
結びの一番で白鵬が照ノ富士に負けたことで、日馬富士の優勝が確実になり、照ノ富士が勝ち越した。白鵬が照ノ富士に手を貸したことは明らかである。
豪栄道が今場所も7勝7敗になった。先場所はシャレの通じない稀勢の里が千秋楽の相手で、千秋楽に負け越した。
今場所はどうか? 高校時代からのライバルの栃煌山が手心を加えてくれるか? ある意味、明日、最も注目される一番と言える。
明日の今頃は、「ブン」と言って、危険牌を打っている頃か。明日は、憎らしいほど強い麻雀を見せてやる。
おめぇら、覚悟しておけ!
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