床屋を変えるか

 プー太郎生活377日目。

 田児は解雇か。まあ、仕方ないわな。諸悪の根源だからな。

 桃田とすれば、先輩から誘われたら断れないだろう。体育会系は上下関係が厳しいくせぇし。

 それにしても、田児が他の部員から1150万も借金していたのが信じられぞうだ。みんな、よくそんな多額な金を貸すな。

 わしなら、よう貸さん。そもそもプー太郎に他人に貸す金があるかい。

 だから、競馬がヘタクソな奴が破産して、わしに泣きついてきても知らん。博打で負けた金は博打で返せ。

 それより、おめぇ、メンツを集めておけよ。メンツ集めは、おめぇの仕事だ。

 今日はティップネスが混んでいた。月曜の正午過ぎって、そんなに人が居たっけか? 

 人といっても、年寄りばかりだった。なので、わしより若い男を見てホッとした。

 そいつは、何をやっている奴なのか? って、大きなお世話だ。

 弟が8時過ぎに電話してきた。月曜から残業とは大変だな。

 と思ったら、付き合わざる得ない飲み会だったそうである。前の職場は、そういう不毛な飲み会がなかったのが良かった。

 なんだかんだ言っても、わしにとっては天職みたいな職場であった。それは、とっつぁんや号泣組翁にとってもだ。

 あの2人も、クソぬるいあの職場でなかったら、何十年と勤められていなかったであろう。

 今日の電話で弟が、
「床屋を変える」と息巻いていた。何でも、昨日、床屋に予約電話した際、床屋のおばさんの態度がすこぶる悪く、とことん頭に来たという。

 確かに、あのおばさんは、礼に失することが多い。わしも、何度もムカついたことがある。

 弟が行かなくなったら、わしも行きにくくなる。
「弟さんは、どうしました?」と聞かれるに決まっているからな。

 この際、わしも床屋を変えるか。1回の料金がシャレにならないしよ。

 耳クリーンと顔のマッサージをオプションで付けさせられているので、1回6800円も掛かるのである。

 中野までの交通費もバカにならない。2路線を使うから、往復で800円にもなる。

 挙句、おばさんの愚痴とかを聞かされるのでは、何が何やらわからん。腕がいいのは認めるけどよ、客を不愉快にしたらアカンて。

 明日もティップネスに行く。が、もう女性インストラクター指導のミニレッスンはない。

 
「去る者日々これ疎しと」は、よく言ったもの。女性インストラクターが居ないティップネスが当たり前になりつつある。

 さあ、明日もつまらない日だぞ。どうやって明日を過ごすか、思案投げ首中である…。


次の日へ 前の日へ
日記トップへ HPトップへ
床屋を変えるか