モチベーション
プー太郎生活394日目。
今朝は8時に目が覚めてしまった。メジャーの中継が始まる9時前に意識を取り戻したのは久々である。
「何で、そんな早い時間に起きたのか」だと? そんなもん、内山ショックに決まってるだろ。
朴訥で謙虚な人柄、36歳にしてチョンガーであるところが、わしの琴線に触れていた。だからして、受けたショックは大きかった。
ボクシング界に衝撃が走っているくせぇ。
そりゃ、そうだわな。下馬評で圧倒的に有利だった絶対王者の内山が2ラウンドでKO負けしたのだから。
内山は、昨日の敗戦で多くのものを失ってしまった。
海外進出はパー。具志堅が持つ最多防衛機記録の更新もならず。
年齢からして、引退が現実味を帯びている。ボクシングの1敗は本当に重い。
具志堅は、自分の記録を破られなくてホッとしているかもしれんな。それは、スポーツマンとしての当然の心理だろう。
六大学野球での通算ホームラン記録を20股野郎の高橋由伸に破られた田淵幸一は、「大切な宝物を奪われてしまった」との談話を残した。これがスポーツマンの本音と思われる。
昨日のボクシング中継は、世界タイトルマッチの3本立てであったが、録画中継だったのがハガかった。
録画中継だったことで、内山の試合が早いラウンドでの決着というのが、内山の試合が流される前にわかった。 「また内山が早くケリをつけたな」と、誰もが思ったであろう。
が、第1ラウンドを見て、嫌な感じがした。相手のパナマ野郎がサウスポーで、パンチのスピードだけでなく体全体にスピードがあるうえに、ラフなパンチを振るってきて、内山がやりにくそうだったからである。
それにしたって、2ラウンドKO負けたぁ。植草アナの、「いつも自分がやっていることを相手にやられてしまいました」という、池田−PL戦の実況を思い出したわ。
最初のダウンで内山は完全に足にきた。そうなっては、もうダメよ。
ダイナマイトパンチが宝の持ち腐れになってしまった。本当に何も力を出せないまま終わってしまった。
内山がサウスポーを苦手にしているのは知っていた。無効試合になった防衛戦では、相手サウスポーに手こずったからである。
相手がサウスポーだと、相手までの距離が遠いことをはじめ、勝手が違うのはボクシングでは常識である。
だから、あのレナードでさえ、1階級上のサウスポーの王者・アユブ=カルレと戦う前に、ノーランカーのサウスポーの選手と試合をしてサウスポー対策をした。
昨日の試合の再戦はないと思われる。1度KOされた相手と対戦すると、KOされた怖さで踏み込めないというし。
今日のゲンダイで、望んでいた相手とラスベガスで試合ができなかったことによるモチベーションの低下が、内山の敗因の1つと知った。
なるほど、そうだったのか。それは、内山には気の毒であった。
わしも、30円のレートではモチベーションが著しく下がる。わしは、ピン以上のレートでないと打たない主義なのでな。
話は変わって、ランダエタがまだ現役だったのに驚いた。ランダエタといえば、10 年前の亀田長男との試合が思い出される。
亀田長男の初の世界戦になった第1戦は、余裕でランダエタが勝っていた。あれを亀田長男の勝ちに捻じ曲げてはあかんて。
レンジャース−ヤンキース、マリナーズ−アストロズを呆けて見ていた。今日は、ずっとそういう状態であった。
それでも、雨の中、ティップネスに行った。だから、会費の元を取るんじゃい。
岩隈も青木も絶不調だな。岩隈は未だに勝てないし、青木はついにスタメンから外された。
青木よ、ヤクルトに帰って来い。そしたら、即、センターのレギュラーだ。
甲子園の阪神−読売は、3回に坂本にスリーランを打たれた瞬間にテレビを切った。で、9時過ぎにテレビをつけたら、澤村がリリーフに失敗した場面であった。
そんなもん、続きを見たに決まっとる。しかし、試合は引き分けに終わった。
今日の引き分けは良しとしよう。澤村を打ったことで納得したわ。
4日のクソ麻雀に向けて、わしのモチベーションは高い。レートをリャンピンにしたら、もっとモチベーションが上がる。
もっとも、競馬がヘタクソな奴に、その度胸はあるまい。それ以前に、競馬で負け過ぎて見せ金がなかろう。
明日は、弟の家に行く。弟に小言を食らうのは目に見えている。
義妹の手料理が食べられるとはいえ、それを考えるとモチベーションが下がる。
ともかく、まともなメシが食えるのは有難い。サラダが出ないのは、餅つき怪獣・モチロンだ…。
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