過保護は遺伝
プー太郎生活463日目。
朝起きて1階に上がったら、雨の音が聞こえた。1階は二重窓だから防音効果が高いのに、雨の音がしたということは土砂降りということである。
で、窓を開けたら本格的なクソ雨だったので吐いた。雨の中をトリミングに行くことが決定的になったと思ったからである。
今までトリミングの日は、晴れの特異日であった。それだけにハガかった。
しかし、タクシーという甘い誘惑を断ち切り、上石神井駅の1つ手前の武蔵関駅からバスを利用した。荻窪行きのバスを使うと、ペットショップの目の前の停留所を通るので、210円を投資したのであった。
荻窪−武蔵関を結ぶバスの存在は、先日の女性インストラクターのライブの時に知ったのである。ライブが開催された荻窪から、そのバスを使って帰ったのだった。
初めてのルートだったこともあり、今日はいつもより早めに家を出た。そしたら、トリミングの予約時間の45分前に着いた。
パンクチュアルなことが数少ない売りのわしだが、如何せん時間が早かった。その45分の間に待合室で小太郎が2回も粗相をしてしまった。
待合室にペット用のトイレがあるものの、そこでするように仕込んでなかった。2回とも動物病院の受付の女性に処理してもらったが、躾がなってない奴と思われたことだろう。
トリミングは順調に終わった。が、トリミング室から出てきて、またションベンをした。
かつてのわしのクソ出しじゃねぇぞ。いくらなんでもションベンをし過ぎだ。
3回目のションベンは、いつもトリミングを担当してもらっているトリマーが後始末をした。これで、ますます店外デートの夢が遠のいたな。
帰ってからウダウダしていたら3時45分になった。それで慌てて家を出た。西武柳沢駅で大学のサークルの後輩3人と4時に待ち合わせしていたからである。
西武柳沢には飲み屋が何にもナイマンだな。それで、わしの部屋を見た後は、田無駅周辺の居酒屋で飲むことになった。
3人とも、わしの部屋に来たのは初めてである。なので、昨日は必死で掃除をした。
3人して地下のメゾネットもチェックした。全員がメゾネットがある部屋を見たのは初めてだそうである。確かに、そんな部屋は少ないわな。
家を出る前に小太郎に夕飯をやった。夕飯の与え方があまりに過保護だったので、特に書記長が驚いていた。
過保護は遺伝なんじゃい。と、開き直るしかなかった。
どれほど過保護かは、ここでは申し上げない。誰もが驚愕することは間違いないとだけ書いておこう。
熊本地震の際に折り悪く帰省していたムキリョクンは、震度6強を食らったそうである。
わしなら腰を抜かしていたって、そんなもん、当たり前だ。東日本大震災の時の5強でも、そうなったわ。
田無駅は栄えているので、居酒屋が数多くある。その中から魚がメイン料理の店を選んだ。
わしは、魚介類なら何でもOKだ。その点、ドクターは牡蠣がダメくせぇ。それで優越感に浸ったわしであった。
その店は、えらく混んでいた。それもそのはずで、けっこう飲み食いしたのに1人3000円と安く、料理も美味かった。
料理が美味しいと感じたのは、わしだけかもしれないが…。わしは味蕾がイカレているのでな。
帰宅して、読売−DeNAにチャンネルを合わせたら、各地の途中経過が表示され、広島が勝っていることにアナが吐いていた。
まだ諦めてないのかよ。いい加減にせぇや。
坂本が勝ち越しホームランを打ったところでチャンネルを変えた。読売の勝ち試合に最後まで付き合うバカはしない。
というわけで、今日で、また1つ歳を取った。今更、何の感慨もない。
来年の誕生日も、あっという間に来るのだろうな。プー太郎にとって月日が経つのは、とてつもなく速い…。
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