大きな決断をした

 プー太郎生活514日目。

 大きな決断をした。終の棲家となる物件を購入することにしたのである。

 何といっても、弟に反対されなかったのが大きい。弟の了承を得ないと、わしは何もできないのだ。

 ネックだった修繕積立金総額の少なさであるが、とっつぁんとの電話で合点が行った。

 とっつぁんのマンションと、わしが買う予定のマンションは同じ管理会社のマンションであり、とっつぁんのマンションの修繕積立金の使い方が、わしが買う予定のマンションと同じであることが、とっつぁんとの電話でわかったのである。

 いい加減な管理会社だと、何にどれだけ金を使ったかを明確にしないし、修繕積立金をポケットに入れたままの場合が多いということをネットで知った。

 それで、とっつぁんに、今日、申し込みをする旨を伝えた。そしたら、
「わしに月2万で1部屋、間借りさせてくれ」と言われた。

 とっつぁんは本気である。異邦人のような性格の奥さんから解放されたいくせぇ。

 ま、わしは構わんがな。ただし、風呂は、わしが先に入る。

 というわけで、不動産屋のおっさんに、
「とりあえず、申し込みをして下さい」と頼んだ。

 これで、その物件を抑えることができた。横槍が怖かったのでホットしたわ。

 それに、万が一翻意することがあっても、申し込みだけなら10日くらいはキャンセルできるし、違約金も発生しないくせぇ。

 サークルの後輩の司法書に、物件購入の件で電話した。彼も、掘り出し物に近い物件との見解であった。

 オーナーが個人なので、不動産登記は彼に頼める。それだと安心感が持てる。

 しかし、こうなった以上、後戻りはできん。
「有り金を全部突っ込むような博打をするわけではない」と、自分に暗示を掛けている。

 なんだかんだで、将棋とアタック25をだいぶ見ていない。台風が直撃する日にでも、まとめて再生するか。

 今度の台風はシャレにならないようである。雨だと休むおっさんは、今から出前の準備をしていよう。

 さて、これから読売の足掻きを見るとするか。わしも足掻きに足掻いているから、人のことは言えん…。


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