出し惜しみ

 プー太郎生活552日目。

 ワイルドカードゲームがポストシーズンで最も痺れる試合である。そんな試合を、結果を知ってから見るバカはしない。

 ティップネスから帰って、録画したブルージェイズ−オリオールズを堪能した。ただ、試合前のセレモニーが中継されなかったのが残念であった。

 ブルージェイズの試合だからカナダ国歌も演奏されたはずなのによ。カナダ国歌も名曲である。

 ブルージェイズもオリオールズも、一発屋が並ぶ強力打線。が、今日は、ピッチャーが打者を完全に上回った。

 サイドスローで158kmとか、そんな鬼のようなピッチャーばかりが登板した。

 そんな中、1人だけシャワシャワな投球をしたのが、サヨナラホームランを食らったオリオールズのヒメネスであった。本来は先発ピッチャーだから、リリーフ慣れしていなかったのだろう。

 それはそうと、オリオールズのショーウォルーター監督は、なぜ、絶対的な守護神のブリットンを最後まで投げさせなかったのか。

 ブリットンを出し惜しみして負けたとはあっては、選手もファンも、そして、ブリットン本人もやってられんわな。実際、ブリットンも、試合後に吐いていたくせぇ。

 当然のことながら、試合後の記者会見では、ブリットンを投入しなかったことに質問が集中したという。

 
「試合を通していろいろなことを考慮した。それがうまくいかなかった」って、あんだ、そりゃ。ショーウォルーター監督と言えば、ボスニャックと違って、聞こえた名将なのだが…。

 出し惜しみでの負けか…。麻雀で言えば、リーチを掛けるべきところで掛けなくて、相手に和了られたようなものか?

 今日の試合は、途中からオリオールズを応援していた。7回の守備で打球を追う左翼手の韓国人の近くに、ブルージェイズファンで埋まる観客席から缶が投げ込まれたからである。

 犯人は見つかったのか? そいつを厳罰に処すべきである。

 明日は、メッツ−サンフランシスコのワイルドカードゲームが行われる。

 わしは、メッツに肩入れしている。坊主憎けりゃ、名前まで憎いんじゃい。

 国体は、履正社が優勝したのか。迫田監督が堀を投げさせなったのは無理もない。

 わしは、2016年度の最強チームは履正社だと思っている。返す返すも、常総学院での投手起用が惜しまれる。

 履正社、横浜、花咲徳栄とも、絶対的エースを出し惜しみしての敗退であった。一発勝負で出し惜しみしてはダメよ。

 あに? ボスニャックが香川外しを決断しただと? 

 遅ぇよ。それでも、まだ手遅れではないのが救いである。

 明日の試合は、長谷部も使うな。ボランチは、山口蛍と柏木のコンビにしろ。

 これまで2連敗のイラクに勝つ雰囲気が醸成されているが、わしは、サバイバルに必死なイラクは難敵だと思っている。

 引き分けはもちろん、負けもあり得る。勝ったとしても辛勝だろう。

 さ、明日は忙しいぞ。って、気楽な忙しさだ…。

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