新居を訪れる

 プー太郎生活596日目。

 今日の午前中で、8割方、荷造りが終わった。そして、午後から不動産屋のおっさんと一緒にリフォームのチェックに新居に行った。

 わしの予想を超えて、各部屋が綺麗になっていた。金は掛けるべきところには掛けるべきである。

 毎週、JRAに金をふんだくられている奴に、わしの爪の垢を煎じて飲ませいわ。もっとも、競馬で負けた金も、キムラに変身して使った金も死に金であることには変わりはないが。

 引っ越しの挨拶に手土産を持って、同じ階の部屋と下の部屋を訪れた。1軒、留守だったのがハガい。

 隣の部屋のお母さんには、家に上がるように促された。それは断ったが、その分だと、わしがチョンガーだということを悟られているだけに、おかずを作って持って来てくれるかもしれない。

 食事に呼ばれる可能性もある。普通は、それは喜ばしいことである。

 が、偏食家のわしには、それが試練となる。野菜と酢の物がダメなことを早いうちに伝えないとならんな。

 ちなみに、今日は、吉野家で牛丼と豚汁を食った。豚汁に入っている野菜は大丈夫なのである。

 隣の部屋のお母さんに、管理人が月曜、水曜、金曜の午前中しか在中していないと聞かされて吐いた。

 それで管理費が子の倍満というのは高すぎる。こうなったら、わしが動いて管理会社を変えたる。

 下の階の部屋に挨拶に行ったら、母娘が対応した。その娘が美人であった。何とかならんか? 

 不動産屋のおっさんに、今のアパートを立ち去る際は、できるだけ綺麗にしてからだとアドバイスされた。その方が余分な金を請求されない可能性が高いくせぇ。

 で、帰ってから風呂とトイレを掃除した。デタラメに使っていたので、汚れを落とし切れなかった。

 今のアパートの管理会社はえげつないから、預けた敷金は返って来ないだろう。足が出ることも覚悟している。

 風呂とトイレの掃除を終えた後で、録画していた相撲を見た。北の富士が解説でなかったので、仕切りを早送りした。

 稀勢の里、やっぱダメだ。横綱になれなかったわけだ。

 今場所は、鶴竜の優勝の番か? モンゴル人シンジケートが、それを目論んでいると見た。

 この部屋で過ごすのも明日で最後となる。それに感慨は何にもナイマン…。

次の日へ 前の日へ
日記トップへ HPトップへ
新居を訪れる