何かと金が掛かる

 プー太郎生活606日目。

 郵便受けのダイヤル合わせを、ようやくスムーズに出来るようになった。今まで一発でダイヤル合わせができず、何度、郵便受けをぶっ叩こうとしたことか。

 それを全理性をもって抑えた。そんなところを同じマンションの住民に見られたらシャレにならんからな。

 で、郵便受けを見たら、保険会社から不幸の手紙が来ていた。明日までに10年分の保険を払えだと? 

 この野郎、そういうのを期限ギリギリに送ってくるんじゃねぇ。担当者に大喝だ。

 仕方がない。明日、コンビニで支払うか。

 それにしても、何かと金が掛かる。引っ越し貧乏とは、よく言ったものである。

 メシを食ってウダウダしていたら、見知らぬ番号から電話が掛かってきた。そしたら二重窓の製作業者からであった。

 実は、先週の土曜に二重窓の製作業者に電話を入れていたのである。それほど電車の音がうざったいのである。

 業者とのやり取りの結果、2日の午前10時に業者が見積もりに来ることになった。

 チップ200枚以内で済むかどうか? それ以上だったら断るつもりでいる。

 今日のゲンダイはハズレであった。政治面の内容は良かったのに、安倍を呼び捨てにして書いてなかったからである。

 それじゃ記事に迫力がないって、何度も言ってるだろ。そんな原稿をデスクが通しちゃいかんて。

 午後8時過ぎにインターホンが鳴った。モニターを見たら、おばさんが立っていた。

 
「下の階の者ですけど、この前のお礼で、リンゴとイカサキを持ってきました」って、それは恐縮である。

 引っ越した翌日に、不動産屋のおっさんのアドバイスに従って、下の階の住民にも粗品を持って挨拶に行っていたのであった。

 しかし、リンゴとイカサキで良かったぜ。食えない物だったら、弟夫妻にやらざるを得ないところであった。

 おばさんに、
「明日の朝10時からエアコンの修理で騒がしくなりますが、よろしくお願いします」と言われた。

 ん? わしがプー太郎ということがマンション中にもう知れ渡っているのか? 

 弟にそう言ったら、
「お前、考え過ぎだよ」と一喝された。わしが考え過ぎなのは、麻雀の捨て牌読みと通底していると言える。

 明日は、前のアパートの退去立ち合いに臨む。えげつない管理会社だから、預けている敷金以上の額を要求されるだろう。

 あ゛〜、本当に金がいくらあっても足りん。請求額によっては二重窓を諦めざるを得なくなるかもしれないな。

 ともかく、明日はタフな退去立ち合いになろう。わしがタフネゴシエーターでないことは書くまでもない…。

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