666

　プー太郎生活666日目。

　プー太郎生活も、今日で666日目か。

　666…。不吉な数字だ。

　だが、ムキリョクンは666を好んで用いている。如何にもムキリョクンらしい。

　わしは、666を忌避している。それが通常の感覚であろう。

　今日も遭難死寸前に追い詰められた。昨日より仕事の時間は短かったものの、密度は昨日と同じだったので、今日がわしにとっての666になるかと思ったわ。

　もっとも、このくらいは、巷では普通以下だと思われる。わしが一般企業に勤めていたら、とうの昔に社会的に葬られていたに違いない。

　明日は、わしが忌避している火曜である。火曜は、高慢ちきなパートのおばさんの出勤日だからである。

　しかし、明日も仕事に行く。号泣組翁に来るように要請されている以上、「火曜は嫌だ」とは言えん。

　現在、午後11時。翁は、まだ残業しているかもしれんな。

　「パートのおばさんに仕事を与えるための下準備をしなければならない」と、わしが帰る時、吐いていたからである。

　帰宅してから、録画していた「銀と金」とウルトラセブンを見た。

　「地獄のポーカー」は良かった。ただ、やはり森田役の池松なんとかが物足りない。

　負のオーラが全くないのと小柄なのがダメだ。森田は大男が演じるべきである。

　ウルトラセブン第７話はイマイチであった。それは、ウルトラセブンと宇宙人との肉弾戦がなかったからである。

　ウルトラマンシリーズは肉弾戦が華よ。って、わしは精神年齢が低いのか？　

　明日もザトペックだ。それを幸せと思うしかない…。