キューバ戦

 プー太郎生活670日目。

 1度勝っている相手との再戦は、勝っている側からすれば嫌なものである。実力差がそんなにない場合、雪辱される可能性が高いからである。

 88年のヨーロッパ選手権のソ連がそうであった。

 ソ連は、グループリーグの初戦のオランダ戦を、フリットの完璧なヘディングシュートや、誰もが決まったと思ったクーマンのロングシュートを防いだダサエフの超人的プレーもあって、1−0で勝った。

 ところが、再戦となった決勝戦では、立ち上がりからしばらくはソ連ペースだったのに、フリットとファンバステンのゴールで0−2で敗れた。

 そうした卑近な例があるので、今日のキューバ戦を懸念していた。が、杞憂に終わった。

 それでも、1イニングごとにションベンに行く試合になった。それもこれも、先発の菅野が不調だったことによる。

 やはり大谷でないと長いイニングを抑えられんな。おとといの石川と今日の菅野を見て、そう思ったわ。

 今日も小林が活躍した。だから、8回のワンアウト1、3塁で小林に代打を出した時は、
「どうかな?」と思った。

 代打の内川が犠牲フライを打ったから良かったものの、もし併殺に倒れていたら目も当てられないところであった。

 その犠牲フライの場面であるが、ファールフライだったから、敢えて捕球しないという選択もあった。その辺の判断は難しいところであった。

 山田がようやく本領を発揮した。シーズンに入っても打てよ。

 今日の勝利で決勝トーナメント進出が決定的となった。残り1試合がイスラエル戦だし。

 しかし、準決勝の相手がシャレにならない。ドミニカ、アメリカ、プエルトリコ、ベネズエラのいずれかなのだからな。

 ハガいのは、準決勝の中継と選抜の中継が重なることである。さらにクソハガいのは、日本が決勝戦に進出し、選抜が日程通りに消化されたら、日本が戦う決勝戦と早実−明徳義塾が同時刻に行われることである。

 もしそうなったら股裂き状態になる。どちらをライブで見るか、決められん。

 それにしても、ドミニカ、アメリカ、プエルトリコ、ベネズエラのプールFは凄まじい。全てのチームが鬼たぁ。

 WBCに熱狂しているドミニカとプエルトリコの国民は、心臓が幾つあっても足りんな。ショック死する奴が出るんじゃないか。

 今日の中継で初田アナが、またやらかした。
「キューバに立ち向かう黒田」って、どういう実況ミスなんじゃい。ゲスト解説の黒田も、それを聞いて吐いたに違いあるまい。

 今日の試合を担当ということは、初田アナがTBSにおける野球実況のエースというわけか? 読売びいきだったとはいえ、渡辺謙太郎アナなど、かつてTBSには名アナウンサーがいたのにな。

 TBSは人材払底もいいところである。それは、TBSに限ったことではないが。

 ここで、少しだけ相撲に触れたい。

 稀勢の里の割に協会が腐心しているのがわかる。与しやすい力士ばかり当ててやがる。

 日馬富士もしょうもねぇな。上位陣にとっては、かわい子ちゃんの蒼国来に不覚を取るとはよ。

 4横綱のうちで、最も引退が早いのは日馬富士と見た。そもそも、日馬富士も鶴竜も横綱の器ではない。

 明日のイスラエル戦は、いつもの冷静沈着なわしに戻って観戦できる。わしの売りが冷静沈着であることは、ホームページの
「反則のページ」を読めばわかろう。

 これからゲンダイを読む。ゲンダイに再就職してぇ!

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