大会初日
プー太郎生活799日目。
かぁぁ。目覚ましを掛けなかったら、9時に起きることができなかった。
目が覚めたのは10時。そういうこっちゃ本当にいかん。
案の定、NHKの中継は、台風情報が画面に出まくりであった。それで、BS・朝日で見ることにした。
あに? 始球式がミスターの次女だと?
あんだ、そりゃ。意味がわからん人選だ。
BS・朝日での第1試合の解説は、元横浜監督の渡辺元智氏であった。渡辺氏の解説はまずまずである。
横浜は甲子園で開幕戦を戦ったことがないそうである。ただし、初日に登場したことはあるとのことであった。
その瞬間、80年の横浜−高松商を思い出したわ。結果は8−1だったものの、高松商はブスチームで、5回を終わって横浜の1−0という展開であったが、6回表の1ワンアウト1、2塁で吉岡がスリーベースを打って、一気に横浜の流れになった。
サードベースに滑り込んだ吉岡の渾身のガッツポーズは、未だに目に鮮やかである。あのチームが大袈裟なガッツポーズの走りであった。
渡辺元氏の話をもう1つ書きたい。「PL戦で常盤がサヨナラホームランを打った場所は、内野君が打った場所とほぼ同じですね」
えっ? 常盤のPL戦でのホームランは延長17回の表に出た一発だぞ。あんな劇的なホームランの場面を間違えるとは、渡辺氏もボケたか?
それはさておき、第1試合は見応えがあった。ただし、渡辺氏の言っていた「表裏一体の試合」ではない。
波佐見としては、スライダーの切れる右腕のリリーフが遅れたか? 9回裏に同点に追いつかれ、なおもランナー2塁の場面でのリリーフはきつい。決め球のスライダーでなく、ストライクを取りに行ったストレートをサヨナラ打されたのは悔いが残ろう。
彦根東は、春の近畿大会で大阪桐蔭打線を翻弄した左サイドのピッチャーを投げさせなかった。それは意外であった。
彦根東の校歌の作曲者が古関裕而と知って驚いた。その辺は伝統校ならではである。
第1試合が終わって教育テレビにチャンネルを変えたら、応援メッセージが読み上げられるところであった。即、チャンネルを戻した。
応援メッセージ、本当にいらん。BS・朝日の中継は、応援メッセージを中継に挟まないのが素晴らしい。NHKも見習え。
第2試合の解説は、小枝前拓大紅陵監督だった。曲者・小枝氏は、今年のunder18の監督である。高野連が小枝氏を選んだ理由はナゾだ。
第2試合は途中でスコールが降り、試合が1時間15分も中断した。その間、NHKのラジオのアナは大変であったろう。クソ出しが得意なわしにNHKの実況アナは務まらん。
BS・朝日のアナが東筑の石田伝説を紹介した。これまで夏の甲子園に5回出場したうちの3度がエースが石田姓で、今年のエースの姓も石田というのが石田伝説である。
78年の夏の甲子園で2勝した時も石田という名前の投手がエースで、今年のエース・石田と同じくアンダーハンドであった。78年の夏の大会は、箕島の石井毅、福井商の板倉などアンダーハンドのエースが全体の3分の1ほどを占めたと記憶している。
石田は好投したが、味方の拙守とホームラン2本に泣いた。雨でぬかるんだマウンドは、石田にとって不利に働いたのではないか?
済美はバッティングはいいが、投手力が苦しい。大きく勝ち進むのは難しいだろう。
第3試合の解説は前中京大中京監督の大藤氏と、またも名門校の前監督であった。現役の監督は新チームの指導があるから、解説に招くのは難しいと思われる。三白眼の男は例外かもしれんが。
第3試合は、6時から教育テレビで見ていた。教育テレビでは台風情報が表示されないからである。
サヨナラの一打は、センターのスタートが良かったら取れていたかもしれない。が、それは仕方ない。1番の左バッターを歩かせて塁を埋めるなどして藤枝明誠は最善を尽くしたのだから。
サヨナラ打の前に解説の廣瀬さんが、「前の打席でバントを決めていますよね。それで目付ができていますから、この打席は気をつけないとならないです」と言ったのがズバリであった。
第3試合を見て、タイブレークはつくづくナンセンスだと思った。タイブレークになったら9回までの熱闘の意味がなくなってしまう。
高野連のクソどもは、それでもタイブレークを導入するのか? 21世枠といい、本当にどうしようもない組織だ。
明日のNHKの放送は8時15分からか。BS・朝日での放送がなかったら暴れているところである。
明日は7時半に起きる。7時間しか寝られないのがハガい…。
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