大会2日目

 プー太郎生活800日目。

 ゲンダイは、
「試合巧者の昨夏王者が…」という小見出しで、作新学院の初戦敗退を予想していた。

 
「夏連覇を狙う作新学院は、今年も切れ目ない打線を作り上げてきた。2回戦で敗れた選抜とは得点力が違う。昨年に比べて小粒ながら、チームとしての安定感は大会屈指だ」は、朝日の作新学院への評価である。

 というわけで、ゲンダイの見立てが当たった。かくいうわしは、思っくそ外した。

 作新学院は、これ以上ないという程の完敗であった。打線は単打2本に抑えられ、エースの大関が打たれたのだからな。

 岡大付は、選抜時にエースだった三浦に代わって、平松がエースになった。その理由がわかったわ。

 平松はストレートが140qを超え、スライダーも切れた。そのコンビネーションに作新学院打線は最後まで付いていけなかった。

 作新学院としたら、2回と3回とノーアウトのランナーを無策で進塁させられなかったのが痛かった。バントを全くしないのも考えものである。

 それにしても、盛岡大付がこんなに強いとは思わなかった。盛岡大付は打線もいいし、ベスト8までは行きそうだ。

 今日も第1試合と第2試合は、BS・朝日で見ていた。NHKの高温情報のテロップが鬱陶しかったからである。

 第2試合のNHKの解説は、 東洋大姫路ОBの山口敏弘であった。昨日の雨天中断の際、ラジオをつけたら解説が山口氏で、79年選抜の東洋大姫路−池田に触れていた。

 
「あの試合も、このくらいのグラウンドコンディションでした」 

 って、何を言っているんだ。打者がバッターボックスに立つと体が沈むような泥沼状態だったじゃねぇか。

 解説者としては、そういう無難な言い方しかできないのだろうな。本音で言っていた冨二雄ちゃんが懐かしい。

 土浦日大の小菅監督は、今日の大敗でОBのじじぃどもに吊るし上げられるか? 小菅監督が下妻二から着任した時はバッシングされたというし。

 ОBのじじぃどもに糾弾されたら気の毒である。が、31年ぶりに甲子園に出場したことだけでОBのじじぃどもが満足するとは思えん。

 第3試合はNHKで見ていた。曽根アナと大矢氏のコンビだったからである。

 曽根アナはうまい。今大会の実況アナで1、2だと思う。

 NHKでの中継は、ニュースと応援メッセージがガンである。その際はBS・朝日に変える。

 前橋育英は選抜の時から確変したな。今日は、山梨学院を投打に圧倒した。

 前橋育英にとって、4番でキャプテンの飯島の復帰が大きい。
「報知高校野球」の予選展望号では、「左手首の骨折で夏は絶望」と書いてあったが…。

 今日の試合では、飯島が1点目と2点目を叩き出し、右手1本でホームランを打った。
「飯島がいるといないでは全然違う」(新井監督)というのが証明されたわけである。

 ただ、次の明徳義塾戦に出られるかが問題である。5打席目は相当痛そうだったである。

 第4試合は試合そのものも面白かったが、馬淵のおっさんの百面相も面白かった。初回の失点の場面は苦笑い、2回の失点の場面は吐き顔と、イニングごとに表情が違った。

 馬淵のおっさんは、今回も日大山形をナメていたと思われる。抽選時に、
「大阪の太った監督のところでなくて良かった」と言ったことが、その証左である。

 馬淵のおっさんは、さすがの采配だった。また、守備のタイムのタイミングも的を射ていた。

 最後は守備力の差が出た。10回裏のサヨナラの場面での明徳義塾のセカンドのファインプレーに対し、12回表のタイムリーエラーは痛恨であった。

 接戦になったのは、明徳義塾がかつてのような力のチームでないからなのか、それとも日大山形が粘り強かったからなのか? どちらも言えると思われる。

 それにしても、高校野球は残酷だ。タイムリーエラーをした選手が最後のバッターになってしまうとは…。

 さ、明日も7時半起きだ。早くも寝不足に悩まされている…。

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