大会4日目
プー太郎生活802日目。
朝から緊張していた。朝から甲子園は超満員だった。
そして、朝から激怒した。くだらない朝の連続ドラマのせいでNHKの中継が15分遅れで始まったからである。
祭日でも放送があるたぁ、「計算外だよ、玄大佐」。ったく、NHK、使えん。
BS・朝日での放送があって本当に助かるぜ。ちなみに、第1試合の解説はパーフェクト投手の松本稔氏であった。
広陵−中京大中京は、初回から緊迫した攻防が続いた。言っちゃあ悪いが、昨日の第4試合とはレベルがまるで違った。
前半から中京大中京が試合を有利に進め、広陵が後手に回った。しかし、中京大中京が継投に失敗し、結果的に大差になった。
磯村が好投していただけに6回途中での交代は早いかと思ったが、あそこまで流れが変わるとは思わなかった。
流れを一変させたのは、チームの中心・中村の一発である。中村の一発から広陵打線が勢いづき、エンドラン、代打など中井監督の打つ手が全て当たった。
それにしても、流れというのは恐ろしい。継投がここまで裏目った例も、そうは記憶にない。
継投に失敗したことで、高橋監督はじじぃОBどもに糾弾されるか? これが静岡高校だったら監督の座から引きずり降ろされるだろう。
磯村の球威が落ちてきたことで交代させたのか。それでも、じじぃОBどもは納得していまい。
負けたとはいえ、中京大中京が潜在能力の高いチームであることはよくわかった。1回戦で消えるのは余りにも惜しい。
朝日が5強に挙げた作新学院と中京大中京は、対戦相手にも力があった。1回戦でかわい子ちゃん高校に当たるかブス高校に当たるかでは大違いである。
広陵は思っていた以上に強いな。広陵をB評価にした各スポーツ紙のシャワシャワぶりに大喝を食らわしたい。
秀岳館のオーダーを知って、5番にリリーフ左腕の田浦が外野手と入っていたのに、「ほぉー」という声が出た。
田浦はバッティングも良く、昨夏の甲子園でもよく打った。百貫デブ監督らしい起用だと思った。
横浜のオーダーにも驚いた。秀岳館の左腕対策として、長南など左の強打者を外して、8人左バッターを並べたからである。
朝日は、秀岳館−横浜の焦点を「横浜投手陣の出来」としていた。わしも、そう思っていた。横浜の投手力に不安を感じていたからである。
そしたら案の定であった。昨年のチームより打力が落ちる秀岳館打線に先発右腕が初回に3失点した。この3点は、下級生が多い横浜ナインにプレッシャーを与えたことだろう。
横浜打線はスリーランこそあったものの、川端、田浦の両左腕に4安打に抑えられた。予選でホームランが多かったとはいえ、打率が低いことから、今年の横浜打線はイマイチと思っていた通りの結果となった。
言っとくが、これは後出しジャンケンではないぜ。tvkで横浜の試合を見ていたので、横浜が5強の一角というのには懐疑的であったんじゃい。
横浜は新チームに期待だな。新チームは、かなり戦力があるチームとなろう。
2回戦は広陵と秀岳館の対戦となった。選手の尊敬を一身に集める中井監督と、悪評ふんぷんの百貫デブ監督の対戦は見ものである。
第3試合は少し呆けて見ていた。そういうこっちゃいかん。
興南が3回に6点先取した時は、「智弁和歌山は、出場し始めた当時のように甲子園で勝てなくなったな」と思った。
が、ツーラン2発などで追いつき、7回に勝ち越した。それでも往年のチームに比較して迫力がないと思った。そういうのはオールドファンの性である。
とはいえ、大阪桐蔭にとって一発がある智弁和歌山は嫌な相手。波乱の目はあると見た。
ちなみに、春の近畿大会では、徳山が完投して、大阪桐蔭が6−3で勝っている。
解説の足達さんは相変わらず当たり前のことばかり言っていたが、滑舌は少し良くなったような気がする。誰かに指導を仰いだのか?
米子松陰は大阪桐蔭に善戦したと言える。わしは、前半から大差がつくと思っていた。
大阪桐蔭打線は実にシャープである。大阪桐蔭打線を抑えるのは相当難しい。
徳山の投球数を最小限に抑えることができたのは、ムーミンの目論見通りだったろう。選手層の厚さも大阪桐蔭の強みである。
今日は守備で大阪桐蔭らしからぬミスが出た。名手・坂之下が併殺の完成を失敗したり、中継プレーのミスで失点したなどである。
智弁和歌山戦に向けて若干の不安を残した。ムーミンが修正するとは思うが…。
今日の最後に、昨日の日記で、「主導権を握る」とするべきところを、「指導権を握る」と誤記してしまったことを書いておきたい。
校正力なさは救いようがねぇ!
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