それは事実誤認だ
プー太郎生活947日目。
ティップネスに行く前に、日刊スポーツのサイトで「愛甲猛10」を読んだ。そして、記事に誤りがあるのを発見した。
「愛甲が変わる契機が訪れた。80年の春季神奈川大会の決勝戦。相手は、秋に敗れた東海大相模だった」
ノー。横浜が秋季神奈川大会で負けた相手は横浜商だ。
試合は、安西がジャンボ宮城からタイムリーを放つなどして横浜が中盤に2−0としたものの、愛甲が横浜商打線に打たれ、2−7で横浜が敗れた。
横浜商打線は、前年の夏の甲子園でベスト4に進出したチームから、小沢、西尾、鈴木などが残った強力打線だった。しかし、愛甲が打ち込まれるとは思ってもみなかった。
その理由が「愛甲猛10」でわかった。横浜商戦でキャッチャーを務めていた安西と呼吸が全く合っていなかったとはよ。
それはそうと、ドラマ仕立ての記事で、そんなミスをすなや。高校野球の専従班が書いたとは思えん。
わしが鬼首コンテナを繰り出したのは、当時はまだ生まれたばかりだったものの、高校野球に最も入れ込んでいた時期だったからである。当時のわしをナメてもらっては困る。
それにしても、80年の神奈川予選は激烈だった。横浜、横浜商、東海大相模の3校は、甲子園で優勝できる力を持っていたからである。
が、東海大相模は、大会序盤の試合で監督がベンチで選手を殴打するのがtvkで映されて批判が殺到し、大会中に出場辞退に追い込まれた。
また、横浜商は4回戦で、秋季大会で横浜に2−3と善戦していた桐蔭学園に1−2で敗れた。
80年の神奈川予選以上に厳しかったのは、77年の紀和大会と85年の高知大会である。
77年の紀和大会は、選抜で優勝した箕島、選抜ベスト4の智弁学園、選抜ベスト8の天理のうち、1校しか夏の甲子園に出場できないという、「究極タイガー」も顔負けのハードさであった。
85年の高知大会も凄かった。高知商、高知、明徳義塾、伊野商。
この4校は全国有数の好投手と強力打線を持ち、どこが甲子園に出場しても打倒・PLの旗頭になると目されていた。
その予選を勝ち抜いたのは、高知、明徳義塾、伊野商を直接対決で降した高知商であった。高知商の組み合わせは、明訓高校の組み合わせを思い起こさせたものだった。
思い出話は、ここまで。
今日の相撲は波乱がなかった。
鶴竜は、もう心配なかろう。稀勢の里も一息ついた。
問題は白鵬だ。単なるデブの逸ノ城に、ああまで手こずるとはよ。
やはり立ち合いがしっくりこないくせぇ。今場所の白鵬の優勝は難しいような気がする。
白鵬は、稀勢の里の一番に比べて懸賞金が少ないことに不満なはず。人気面では大差だから、それは仕方あるまい。
あに? 原辰徳が野球殿堂入りだと?
選手としての実績で、すでに殿堂入りしていると思っていたわ。
いかんせん、現役時代の原は勝負弱かった。それで、読売の大ファンの書記長が何度も吐き倒れていた。
原が勝負弱いのは高校時代からだ。3年夏の甲子園で最後のバッターになるなよ。
日刊スポーツの記事を批判しておいて、今日も校正ミスがあったらシャレにならん。
だが、向こうはプロ。しかも、事実誤認。
いっそのこと、日刊スポーツに不幸の手紙を出すか。それでも訂正記事は出すまい。
さ、これから在宅の仕事だ。それを一刻も早く完成させて、号泣組翁に会いに行きたい…。