美少年疑惑
プー太郎生活987日目。
今日は、途中で何度も呼吸困難に陥った。まさにラパスでサッカーをしているようだった。
富士山の標高とほぼ同じであるラパスで走り回ったら、普通の人間はリーチ・一発・ツモで酸欠になる。
だが、現地のインディオと同じく普通の人間の心臓より大きい心臓を持っている翁が酸欠になることはない。
昨日、今日と、地方に在住している男と何度もメールのやり取りをした。それは、この時期の恒例行事となっている。
その男は、ラグビーの大八木に風貌が似ている。つまり、ガタイがいいのである。
その男は旅行が趣味で、毎年、単身で東南アジアに行っている。
妻帯者が単身で東南アジアを毎年訪れる…。そんなもん、目的は見え見えだ。
わしは、その男に美少年疑惑を掛けている。ノーマルなら、わざわざ東南アジアに飛ぶことはないからな。
わしは、プーケットのビーチで白人の大男が美少年の手を引いたのを見たことがある。それから推測しているのである。
実は、もう1人、怪しいおっさんを知っている。それは、元直属の上司だ。
元直属の上司は、わしが「好色一代男」とあだ名をつけたほど好色であった。
今から25年ほど前だったか、元直属の上司が夫婦でチェンマイを訪れた。そして、その翌年、元直属の上司1人でチェンマイに行った。
チェンマイは美人の産地として知られる。もうこれ以上書く必要はあるまい。
わしは、翁が好きだ。ただし、元直属のようにノーマルである。
ザトペックも、残り2日。酸欠で死ぬ可能性はまだ残っている…。