83年大会のようだ
プー太郎生活1097日目。
大阪で震度6弱の地震が起こったことはゲンダイで知った。午前中は情報を遮断して、ブラジル−スイスを見ていたからである。
死者が出たというし、ワールドカップどころではない地域も少なからずあろう。って、当たり前だ。
熊本地震のように、明日、明後日に同じような地震が起こる可能性があるのか…。
明日の日本−コロンビアを前に、本当にハガいな。だから、それどころじゃないって。
さて、ワールドカップであるが、波乱続出となっている。ドイツの敗戦とブラジルのドローは信じられぞうだ。
ドイツが初戦で敗れたのは、西ドイツ時代の82年大会以来である。その時は、アルジェリアに1−2で負けた。
当時の西ドイツは、ルンメニゲ、ブライトナー、リトバルスキーらワールドクラスの選手が揃い、優勝候補の呼び声が高かった。
一方、初出場のアルジェリアはアウトサイダー扱い。誰もが西ドイツが圧勝すると見ていた。
当時は大会の運営が現在ほど組織化されておらず、違う組の試合が同時進行であることがしばしばあった。
一次リーグで1組のイタリア−ペルーと2組の西ドイツ−アルジェリアは試合時間が被っていた。
イタリア−ペルーはNHKが中継し、羽佐間アナが実況していた。
その試合途中、場内が大きくどよめいた。試合会場の電光掲示板に、「西ドイツ1、アルジェリア2」と映ったからである。
イタリア−ペルーの解説を担当していた松本育夫氏はドイツで指導者として修業しており、その情報に吐き倒れておったわ。
昔話はここまで。昨日の試合の話をしたい。
ドイツは完敗に近かった。シュートを打ちまくったが、崩す場面がほとんどなく、メキシコのカウンターに何度も脅かされた。
こんなドイツも珍しいな。レーブ監督がどう立て直すか、けだし見ものである。
ブラジルは、後半の立ち上がりに同点にされてから焦った。まだ焦る時間ではないのに、ブラジルも「らしく」なかった。
同点の場面も、ブラジルとしてはあり得ない得点のされ方だった。全くのフリーでシュートをされるたぁ。
ネイマールも不発であった。ネイマールはボールを持ちすぎたんじゃないか?
ドイツ、ブラジルが一次リーグで姿を消すことはあるまい。ただ、ドイツの1位での勝ち抜けはないだろう。
もしブラジルが1位、ドイツが2位で決勝トーナメントに進出すると、両者が初戦で顔を合わせることになる。
そのことは大会前から懸念されていた。昨日の結果からして、そうなりそうである。
それにしても、今大会は強豪の苦戦が目立つな。83年の夏の甲子園大会のようである。って、また思い出話かよ。
83年の夏は、池田、箕島、中京、横浜商、興南、高知商、広島商が総合力で他校を圧倒しているとの評判であった。
が、箕島と興南は、かわい子ちゃんと見られた吉田と長野商に延長戦の末でのサヨナラ勝ち。横浜商は、鹿児島実業を延長戦でやっと振り切った。
池田と中京は大勝したものの、水野と野中がピリッとしなかった。また、高知商と広島商は、終盤に相手の追撃に遭った。
それで朝日が、「優勝候補にもアキレス腱」という記事を書いたのだが…。
これから韓国−スウェーデンを見る。むろん、スウェーデンを応援する。
同じ組のドイツとしてはドローがベストか? スウェーデンが韓国をクラッシュしたら、ドイツはますます青くなろう。
いよいよ日本−コロンビアが明日に迫った。矢部のサッカー番組で、名波・ジュビロ監督が以下のようなメンバーを推奨していた。
GK・川島、DF・酒井ゴリラ、吉田、槙野、長友、ボランチ・山口、柴崎、左サイド・武藤、右サイド・乾、トップ下・香川、ワントップ・大迫
わしも、長谷部と本田外しには賛成である。まあ、長谷場は先発するだろうな。
日本−コロンビアは、ムキリョクン邸での観戦となる。絶叫マシーンにならないでやる…。