懐古主義

 
 プー太郎生活1155日目。

 あに? 白鵬が九州場所を休場するだと? 

 それは残念だ。白鵬がいないと締まりのない場所になるからな。

 とはいえ、賢明な判断ではないか? 無理に出場して怪我をした箇所を悪化させるバカはしなかったわけだな。

 あに? 鶴竜もだと? 

 鶴竜も暇を見ては出前を取っているな。ストレッチじじぃの言葉を借りれば、
「どうしようもねぇな」である。

 ほぉー。稀勢の里の仕上がりが順調のか。

 あに? それで優勝宣言だと? 

 吹くのはよせ。白鵬、鶴竜が不在になるとはいえ、優勝はなんて夢物語だ。

 これで九州場所で誰が優勝するのか、わけがわからなくなった。

 何なら誰が賜杯を抱くかでチップ1000枚の勝負をするか? わしは誰の挑戦でも受ける。

 6時から惰性で読売−MLBオールスターを見ていた。

 MLBオールスターたって、なんちゃってオールスターだ。超大物がいないじゃないか。目玉だったイェリッチも出前だしよ。

 トラウト、ジャッジ、ハーパーらのいずれかを来日させられなかったのか? 交渉した奴がシャワシャワだったとしか言い様がない。

 今回に比べて、1986年と1996年のメンバーは凄かった。特に1986年の豪華絢爛ぶりは空前絶後であった。

 ピッチャー:ジャック=モリス、ヒゲーラ、ジェフ・リアドン、SFFの元祖・マイク=スコット 

 内野手:グレン=デービス、サンドバーク、オズの魔法使い・オージー=スミス、鉄人・カル=リプケン 

 外野手:80年代最高の外野手と言われたデール・マーフィー、グウィン、バーフィールド、カンセコ 

 さらに、グッデン、リー・スミス、ゲーリー・カーター、ボッグスも来日予定だったというのだから凄い。ちなみに、カーターはファミコンの初代MLBチームでの4番であった。

 この綺羅星の如くのメンバーにメジャーオタクのパンチョ伊東氏が涎を出しまくっていたわ。

 1996年は打撃陣が凄かった。ピアザ、ガラガーガ、ノブロック、A・ロッド、リプケン、ボンズ、ホワン=ゴンザレス、シェフィールド、ブレディ=アンダーソン、フィンリー…。

 MLBオールスターと聞くと、どうしても1986年と1996年のメンバーと比較してしまう。だから、わしは懐古主義なんじゃい。

 言っとくが、高校野球に関しては懐古主義ではないぜ。誰だってクソタイブレークには反対だし、多くのファンが夏の大会の抽選方式を元に戻して欲しいと思っている。

 さらに21世紀枠という欺瞞枠だ。そんもん、即、廃止しろ。

 さて、読売−MLBオールスターである。むろん、読売を応援するほど、わしは甘くない。

 それにしても、初回の坂本の2点タイムリーエラーにベンチの原が思っくそ吐いているのには爆笑したわ。

 明日は侍ジャパンとの対戦か。大して興味ないな。

 興味があるのは、明日から始まる神宮大会である。言うまでもなく、高校の部である。

 ただし、明日の試合はバーチャル中継が見られん。前の職場に行くからである。

 明日もまた号泣組翁ワールドを堪能したい…。

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