貴景勝、初優勝
プー太郎生活1172日目。
「横綱が3人、大関が1人が休んだら、普通なら興行にならないもんね」(北の富士)
それを救ったのが貴景勝である。協会は貴景勝に特別ボーナスを出せ。
今日の貴景勝は硬かったな。いくら度胸満点とはいえ、そうなるわな。
貴景勝が勝ったことで高安にプレッシャーが掛かった。高安の負けた瞬間の表情は、役満を打ち込んだ奴の表情と同じであった。
それにしても、「これより三役」の3番は、北の富士の当意即妙の解説と相まって面白かった。いつの間にか、わしの体にも北の富士の毒が回ったくせぇ。
逸ノ城の相撲を見た北の富士のコメントが秀逸であった。
「逸ノ城が、まあ、やる気がないね、一つも」「何を考えて相撲を取っているんだろうか?」
まさに、その通りである。勝っていれば小結に落ちるだけで済んだろうに、あのやる気のなさには大喝だ。
栃ノ心−松鳳山の仕切り中に、「今、貴景勝が風呂に入っています」というレポートが入った。
そんなバカな。力士はクソ硬いまわしを締めているんだぞ。
そしたらレポーターが自らの勘違いであったことを報告した。そりゃ、そうだろう。
北の富士も、「風呂なんかに入るわけがないですよ」と、そのシャワシャワなレポートに呆れ返っていた。
ディレクターは、シャワシャワなレポートを入れた若手アナに厳重注意をしないといかん。
高安は、御嶽海に死に馬キックを食らった。
いや、御嶽海は死に馬ではなかった。勝てば番付を1つ落とすだけになるし、何より大量の懸賞金が手に入る。
麻雀でいえば、御嶽海は、オーラスで2チャ以上が望めないシチュエーションでチップ狙いの和了りを目指したわけだ。
高安は最後に焦ったな。北の富士が、「あれを強引に寄っちゃダメだ」に、高安の焦りが集約されていた。
貴景勝としては、優勝決定戦にならなくてラッキー飯村であった。優勝決定戦は五分五分であったろうからな。
貴景勝が優勝したことで、若くして優勝した力士の一覧が示された。それを見た北の富士が、「錚々たるメンバーですね」と言った。
そのメンバーに照ノ富士が入っていた。伊勢ヶ浜親方の休場を認めないパワハラの犠牲になった照ノ富士が不憫でならない。
わしは、表彰式もいつも楽しみにしている。それだけに表彰式を見ないで帰る奴らの気がしれん。
しかし、今日の表彰式に麻生が出てきたのに吐いた。ったく、蹴ったクソ悪ぃ。
今日は本割が長引いたから、今場所の総集編を編集する奴らは大童であったろう。現場は鉄火場のような状態だったと思われる。
貴景勝の優勝の大きな要因は部屋を移ったことである。狂人親方の元では落ち着いて稽古できなかったであろうからな。
元貴乃花親方は、元弟子の優勝を、どう思っているのであろうか? 苦々しく感じているかもしれんな。
今場所は、いつになく盛り上がった。それだけに、終わりの後の虚しさを感じている。
とりあえず、これから天ぷらうどんを食う。そして、風呂に入ってクソをする。
あ゛〜、虚しい…。