明日、抽選

 
 プー太郎生活1416日目。

 明日、いよいよ組み合わせ抽選である。今回は群雄割拠の大会だけに抽選が重要になる。

 今から明日の抽選で絶叫マシーンになることは覚悟しているが、東海大相模−履正社、星稜−智弁和歌山なんてのは、まじで勘弁してくれよ。

 明日の抽選では激戦ゾーンができることも恐れている。日刊スポーツのAランク校が4つ以上入るゾーンなど、ご免だ。

 思い出すのは2年前である。秀岳館−横浜、広陵−中京大中京が2回戦までに潰し合うという、とんでもない結果になった。

 そもそもフリー抽選になったのと3回戦までの組み合わせを予め決めるというのが癌だ。

 初戦の対戦が東西対決からフリー抽選による対戦に変更されたのは2007年からである。

 
「東西に分けての抽選だと北陸の高校が東西に分断される」 

 以上は、北陸出身の高野連理事の主張である。そいつの声が大きかったことでフリー抽選になったというのだから、とんでもない。

 フリー抽選が如何に球趣を削ぐか、そいつは認識しとらん。関東勢、近畿勢同士、ましてや隣県対決など、誰だって見たくねぇわい。

 2007年の開幕戦の解説を務めたのは鍛治舎巧氏であった。

 その年からフリー抽選になったことをアナに聞かれ、鍛治舎氏は、
「オープンな感じでいいですねぇ」と、裏声で答えた。

 気色悪い猫なで声からして前から胡散臭い奴だと思っていたが、その高野連べったりの発言に改めて吐いたものである。

 実際の鍛治舎巧氏の風評については、ここで書くまでもあるまい。

 3回戦までの組み合わせが予め決められるようになったのは1995年からである。同年1月に起きた阪神淡路大震災が、その背景にあった。

 が、それもいただけない。残り2回戦と3回戦の組み合わせ抽選の楽しみがなくなってしまったからである。

 勝ち残り校の主将がバックネット裏に一堂に会する3回戦の組み合わせには心臓が飛び出しそうになったものである。

 元NWA世界チャンピオンのハリー・レイスが死去したニュースは、日刊スポーツのサイトで知った。

 76歳か。もうそんな歳になっていたんだな。

 ハリー・レイスの異名は、‘ハンサム’・のハリー・レイスであった。って、まったくハンサムじゃなかったぞ。

 ハリー・レイスは、ドリー・ファンク・ジュニアとテリーファンクからNWAのベルトを奪取したことで知られる。

 つまり、ザ・ファンクスには仇敵であった。とはいえ、どこまでNWAの世界戦がセメントだったかはナゾではある。

 何年の大会だったかは忘れたが、世界最強タッグ選手権でハリー・レイスとニック・ボックウィンクルがタッグを組んだことがある。

 ニック・ボックウィンクルといえば、AWAの世界チャンピオンにして悪役であった。しかし、2人のタッグは貫禄があった。

 今でもわしは、親でピンプ・ドラ1など2900点をロンする時は、
「ニック・ボックウィンクル」と叫んでいる。

 話が横に逸れてしまった。ここに、ハリー・レイス元NWA世界チャンピオンのご冥福をお祈りしたい。

 あに? ボスニャックがナントの監督を電撃辞任だと? 

 選手、会長との不仲が原因って、相変わらずのようだな。あのエキセントリックな性格は治らんて。

 ボスニャックに次の職はないのではないか? トラブルメーカーとは、どのチームも契約しまい。

 おっ。読売とDeNAのゲーム差が2.5になった。もう完全に読売のケツに火がついたな。

 原は相当焦っておろう。それが手に取るようにわかる。

 それにしても、今日の試合で勝つか負けるかは大違い。2.5差に縮まるか、4.5差に広がるかだったからな。

 DeNAよ。こうなったら3連勝しろ。原がまっつぉをになるのを見てぇ。

 今日は号泣組翁に会ってきた。当然のことながら、翁の風邪は完治していた。

 翁の体に入り込んだウィルスも、翁の不思議時空に早々と音を上げたことだろう。

 次に翁と見えるのは5日の月曜である。大会が始まる6日以降は、さすがに無理だ。

 あかん。今から明日の抽選に緊張している。

 絶叫マシーンになりたくねぇ!

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