DeNA、敗退

 
 プー太郎生活1482日目。

 今、放心状態である。DeNAが敗退したからである。

 今日は仕事が長引いて、帰宅したのは9時少し前であった。

 電車の中でスマホから6回裏を終わって、
「DeNA0-1阪神」という情報は得ていたが…。

 今日の中継もBS・TBSだったので、動画で情報は追うことはできなかった。だから、電車の中では朝日新聞を読んでいた。

 今や、そういう奴は絶滅危惧種。昔は電車の中で新聞を広げて顰蹙を買っていた奴がけっこういたのにな。

 わしの右隣に座っていたおっさんは、一心不乱にスマホでゲームをしていた。ったく、いい歳のおっさんが何をやっているんだ! 

 家に帰ってテレビをつけたら、DeNAが1-1の同点に追いつき、尚もワンアウト満塁のチャンスの場面であった。

 しかし、柴田はフルカウントからドリスのフォークボールに空振りの三振。佐野もセンターフライに倒れて、同点止まりで終わった。

 それで嫌な予感がした。そしたら、案の定、エスコバーの1人相撲で1点を献上した。

 エスコバーは、今シリーズの逆MVPだな。安定感に欠けたにも程がある。

 結局、その1点が決勝点になった。8、9回を締めた藤川は流石であった。

 試合後、柴田が泣いとった。あの三振には悔いが残るわな。

 わしは、前を振り返る主義だ。
「第1戦のラミレス監督のクソ采配が最大の敗因だった」と、声を大にして言いたい。

 これでファイナルステージは阪神ファンになることになった。となると、ジョンソンの欠場が本当に痛ぇ。
 
 もっとも、阪神の脆弱な先発陣では接戦にならないだろう。もう諦めておる。

 ソフトバンク-楽天のスコアも、電車の中でチェックした。こちらも接戦で、1-1であった。

 が、DeNA-阪神に夢中になっていて、BS・NHKにチャンネルを合わせるのを忘れてしまった。

 そしたら、
「ソフトバンクが2-1で勝った」という報がもたらされた。

 やはりソフトバンクが西武の相手となったか。昨年のことがあるだけに、辻監督としては、ソフトバンクに負けて欲しかったと思われる。

 いや、それは、わし十八番の後ろ向き思考だ。勝負師の辻監督は、
「昨年の借りを返す」と意気込んでおろう。

 話は変わって、金曜は前の職場の飲み会に招かれた。新人女性の歓迎会があるそうである。

 そういう会に呼ばれるだけ有難い。号泣組翁の隣の席を確保して、ウーロン茶攻撃をしたる。

 また話は変わって、金田正一元投手の訃報に対してのコメントは、まだあまり読んでいない。

 が、コメントを出した奴らの何人かは、
「あの人でも亡くなるんだ」というものであった。

 だから、
「人は皆、死ぬ。例外なんてねぇのさ」なんだよ。

 金田正一元投手の訃報についての朝日の記事は秀逸であった。

 「人生のマウンドを降りた」か…。わしは、とっくの昔にKOされてマウンドにいない。

 ムキリョクンではないが、残りの人生は消化試合。わしも号泣組である…。

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