王大先輩、宿願成就

 
 プー太郎生活1497日目。

 ソフトバンク、強し。そして、読売、弱し。

 「ソフトバンク、優勢」との前評判だったとはいえ、スイープとはよ。

 福岡に帰って6戦、7戦をした方が商売としては美味しいが、唸るほど金を持っている孫には、もう金儲けの必要はあるまい。

 読売を倒したことで、王大先輩の宿願成就となった。

 88年オフに読売を追われ、福岡に流れ着いてから15年。ついに、この日が来たわけである。

 無限の恨みを飲んで九州に下った王大先輩にとって、読売を倒してこその日本一であったはず。

 王大先輩、万歳! 万感迫るものがあったであろう。


 それにしても、1本指ポーズのない優勝の輪はいいな。高野連は1本指ポーズを禁止させろ。

 今日の試合も、読売は守備力の差で負けた。そうでなくても力の差があるのに、あれだけミスをしたら勝てんよ。

 決勝点となった4点目はセカンド・山本のタイムリーエラーだった。その他にも記録に残らないミスが幾つもあった。

 対照的にソフトバンク守備陣に綻びはなかった。今日はファインプレーが2つあった。

 デスパイネがあんな見事なクッションンボールの処理をするとはよ。それは、読売にとっては、
「計算外だよ、玄大佐」はずである。

 9回の今宮のファインプレーは森を救った。あれをアウトにしていなければ、今頃、わしは吐き倒れていただろう。

 上重アナが今宮のことを、
「高校時代にはピッチャーとして150㎞のボールを投げていました」と紹介した。

 さすがに高校野球に詳しいな。感心したわ。

 上重はプロに行かず、アナになって正解だったと思われる。あの程度の速球ではプロで通用しないのは自明であった。

 しかし、あんだ、中畑の読売ベッタリの解説は。DeNAの監督として読売に弓を引いたのは何だったのか? 

 今日のような試合こそ、堀内の解説を聞きたかった。読売に凡プレーが出た時などに不機嫌攻撃をすることで、解説者を首になったくせぇ。

 話を今日の試合に戻すと、ソフトバンクの勝因は、読売に1度もリードを許さなかったことである。

 常に劣勢だった読売に焦りがあったのは間違いない。それは、全4試合を通じて言えることである。

 相手に1度もリードを許さない…。83年のPLは、相手に1度もリードを許さずに優勝した。

 池田戦を前にして、
「圧倒的に池田有利」という声に懐疑的だったのは、池田戦までにPLが相手に1度もリードを許していなかったからである。

 日本シリーズでの惨敗を受け、読売の渡辺が大補強を命じるのは間違いない。

 奴らは、中日のセットアッパーのマルティネスを狙っているくせぇ。マシソンは、もう使いものにならないからな。

 広島の菊池にも食指を動かすかもしれん。結局、セカンドを固定できなかったわけだし。

 ともかく、これで今シーズンが終わった。終わり良ければ、全て良しだ。

 残る野球シーンは、ワールドシリーズ、プレミア21、秋季大会、神宮大会。って、まだけっこうあるな。

 明日は、報知の嘆きを読むのが楽しみだ。だから、わしは性格がひん曲がっているんだよ。

 が、青汁を飲むようになってから、クソはひん曲がらなくなった。青汁効果は確かである。

 今晩も、これからストレートなクソが出るであろう。それに倣って、性格もストレートにしたいものである…。

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