ドネアは強かった

 
 プー太郎生活1511日目。

 ドネアは強かった。見ていてドネアは怖かった。試合中、ずっと手汗を掻いていた。

 もしドネアが全盛期だったら…。そういう野暮を考えてしまったわ。

 それにしても、凄まじいレベルの高さだった。こういう試合も久々なので疲れた。

 11ラウンドに井上がボディでダウンを取るまでは、試合の行方は全くわからなかった。

 というか、わしは、10ラウンドまで井上が負けていたと思う。実際、井上は左目上をカットしていたし、鼻血も出ていた。

 なので、長谷川、山中の両解説者の
「五分五分」というのには懐疑的だった。

 だから、ジャッジを聞く際は緊張した。場内の雰囲気は井上の判定勝ちであったが。

 採点が読み上げられた時、2人のジャッジが大差だったので、ダウンを奪っていた井上が勝ったと思った。

 わしのシャワシャワ・リスニング力でも、
「ワンハンドレッド・セブンティーン」くらいわかるわい。

 しかし、1人は1ポイント差であった。ということは、ダウンを取っていなければ、スプリット・デシジョンになっていたわけか。

 わしは、そのジャッジの見方を支持する。それくらい井上にとっては苦闘だった。

 そのダウンであるが、ロングカウントではなかったか? 後で録画したのを再生して検証したい。

 ゲストでリングサイドに居た香川照之が井上の左ボディブローが出ていないことに吐いていた。

 わしは、ドネアの右が怖くて打てなかったのだと思う。それくらいドネアのプレッシャーは凄かった。

 とにもかくにも、勝てたことは良かった。負けていたら振り出しに戻るところだった。

 いかん。まだ勝負の熱が引かない。

 プレミア12の台湾戦も惰性で見ている。8回を終わって、5-0でリードしているくせぇ。

 明日は号泣組翁に会いに行くが、翁とボクシングの話はせん。とっつぁんネタで翁の歓心を買うんじゃい。

 とりあえず、アイスを食ってクールダウンしたい…。

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