セオリー

 
 プー太郎生活1792日目。

 ティップネスに出発する時間は決まっている。よって、乗る電車も同じである。

 が、今日は家を出ようと思ったところでクソ意を催した。
「計算外だよ、玄大佐」

 そういう時は絶対に家でクソをしないとならない。たとえ、いつもの電車に間に合わなくてもだ。

 家でクソをしなかったことで電車の中でKO寸前に追い込まれた経験があるわしが言うのだから間違いない。

 また、クソを途中で切り上げてはいけない。出し切ってからでないとハガいことになる。

 クソを途中で切り上げてはいけない…。これはセオリーである。

 2点を追うノーアウト1、2塁で、2番バッターにバントをさせるのと同じである。

 が、同じシチュエーションで、PLの中村監督が強攻策を取ったことがある。

 それは、85年夏の高知商戦の3回裏であった。

 高知商のエースは、言わずと知れた剛腕・中山。それでいて成功するのが中村采配である。

 2番の安本が一塁手の頭上を抜くタイムリーツーベースを打って、ビッグイニングになったのであった。

 わしは、週に1度は魚を食べることにしている。ある面、これは食のセオリーと言える。

 というわけで、今日の夕飯は、刺身、野菜コロッケ、カマボコとした。

 魚は刺身で摂るのが最も良いとされる。よって、今日の夕飯にはグーの音も出ないであろう。

 しかし、刺身が高ぇ。3種盛りで596円たぁ。

 しかも、クソ消費税抜きの値段である。クソ消費税、げにムカつく。

 プロ野球があると、在宅ワークの能率が上がらない。これは、いつものことではあるが。

 クソ~、読売が4連勝とは納得いかん。今日も無駄な時間を過ごしてしまった。

 ヤクルトがクソ弱い阪神に負けたのも納得いかん。

 ん? ヤクルトも弱いってか。

 プロ野球が始まってもストレスを溜めまくっているのでは、何が何やらわからぬ。

 もう野球の話はいい。蹴ったクソ悪いだけだ。

 明日は、かつ丼作りに挑戦する。100円ショップで、料理用の酒、みりん、砂糖を買ってきた。

 むろん、タマネギは抜きだ。これも、ある面、セオリーである…。了

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