諦めては全てが終わる

 
 プー太郎生活1831日目。

 ソフトバンクの長谷川がコロナに罹患か。

 だから言わんこっちゃない。早晩、どこかの球団に蔓延するのではないか? 

 こうしてみると、大相撲はよく無事に15日間を乗り切ったものである。

 照ノ富士の優勝は劇的だったが、協会としては、こちらの方にホッとしているに違いあるまい。

 照ノ富士の精神力は並大抵のものではないな。その精神力の強さは、序二段から這い上がってきたことでもわかる。

 序二段が如何に低い地位かは、相撲が好きな奴なら誰でも知っている。

 
「何度も辞めようと思った」か…。それを思い留まらせたのは師匠の伊勢ケ浜親方だったとは思わなんだ。

 照ノ富士が休場することを認めなかったことは、親方のパワハラだと思い込んでいたからである。

 照ノ富士本人は、優勝しても淡々としていた。号泣したら感動仕立てになったろうから、NHKとしてはハガかったであろう。

 伊勢ケ浜親方が照ノ富士に優勝旗を手渡した時も、それほど感動を覚えなかった。

 先代・貴乃花が北の湖を優勝決定戦で降して初優勝した時とは偉い違いだ。

 その時は、初代・若乃花が先代・貴乃花に優勝旗を授与した。

 場内が興奮の坩堝の中、北出アナが、
「師匠から弟子へ、兄から弟へ」と実況したのを記憶している。

 しかし、その場所での北の湖は気の毒だった。優勝決定戦で勝ってはいけない雰囲気だったのだから。

 かように北の湖は、優勝を他の力士に譲ったことが何度もあった。だから、北の湖は引退しても人望があったという。

 その点、注射で優勝を独占した千代の富士は全く人望がなかったくせぇ。わしも、千代の富士は大嫌いであった。

 照ノ富士の優勝を見て、福本伸之の金言を思い出した。

 
「諦めては全てが終わる。絶望的なピンチも、どんなに間が悪いことも、ひょんなことから好転することがある。

 ただし、それは、ただただ諦めず、投げなかった者のみにふいに訪れる…」 


 が、わしはチョンガー・ザ・グレートに関しては、とうの昔に諦めている。今更、1人の時間、空間を邪魔されて堪るか。

 今日は、藤井棋聖-塚田九段の前に、昨晩、録画した阿久津八段-斎藤四段を再生した。

 その対局の解説は宮田利夫八段だった。

 宮田八段? 八段なら、それなりに活躍していたはずだが…。

 宮田八段は如何にもうだつが上がらない風貌だった。

 それはいいとして、ちゃんと解説しろよ。棋士が指した後に
「へぇぇ」としか言わないたぁ。

 司会の藤田女流二段も内心は吐きまくっていただろう。

 藤井棋聖の強さは、アマ6級のわしから見てもわかった。

 猪木ばりに相手の攻めを受けてから反撃に転じ、あっという間に寄せた。

 相手の塚田九段は、その昔、
「塚田スペシャル」という攻撃将棋で一世を風靡した。

 その時はA級に在籍していたが、現在、C級2組と聞いて驚いた。といっても、大関と序二段ほどの差ではないと思われる。

 対局前のインタビューで塚田九段が、
「藤井棋聖とは、これが最初で最後の対戦になると思います」と言っていた。

 って、タイトル挑戦や昇級を諦めているのか? 塚田九段には福本伸之の金言を進呈したい。

 競馬がヘタクソな奴には、
「いい加減、競馬で儲けようと思うことは諦めろ」と進言する。

 この土日は60円のプラスだと? JRAも少しは遊ばせてくれるということか。

 今日の試合では読売は負けたものの、セは読売の優勝ということで諦めている。

 むろん、ヤクルトの優勝は開幕前から諦めていた。1度だけでも首位に立ったことで満足だ。

 今日の夕飯は、スパゲッティナポリタン、ハンバーグ、鶏ささみ、温泉卵であった。

 野菜を食べられるようになることは、ガキの頃に既に諦めている。

 明日は、号泣組翁から依頼された仕事をする。翁から受ける仕事は諦めずにやる…。了

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