原稿料

 
 プー太郎生活1848日目。

 交流試合に夢中になっていたので、J:CОМブックス上の本が読み溜まっていた。

 で、今日は、
「週刊現代」「サンデー毎日」を読んだ。

 全ページに目を通すと時間がいくらあっても足りなくなる。だから、興味を惹かれる記事だけに目を通すことにしている。

 
「週刊現代」では井出洋介プロの「雀卓のかけひき」「サンデー毎日」では青木理氏のコラムを楽しみにしている。

 そこで思ったのは、両者の原稿料がいくらかということである。今回の井出プロの問題から、それを推察したい。

 
「ドラ 

  

 東1局西家、4巡目にをツモって何を切る? 

 正解 切り 
 
 ドラの受け入りも含め、はまだ残したい。タンヤオ三色まで見る切りが正着」


 これなら、せいぜい5,000円だろう。週刊誌だから、5,000×4で月に2万円か。

 それじゃ、食えんわな。だから、井出プロは競技プロの傍ら、麻雀教室の講師などをしている。

 麻雀プロと東大出身の肩書があれば、年寄り相手の麻雀教室の講師で幾ばくか稼げるだろう。

 問題は、井出プロの滑舌の悪さである。いつだったか、井出プロの解説をテレビで見て、その滑舌の悪さに吐いたことがある。

 ところで、本問だが、わしはクソ余裕で正解した。正解できないのはアホ後輩くらいか? 

 競馬がヘタクソな奴は正解できるか? 馬券買いはクソヘタクソだが、麻雀は打てる奴だから、奴もノータイムで切りと言うだろう。

 青木理氏のコラムは井出プロの
「雀卓のかけひき」より分量も内容もあるから、3万円といったところか? 

 その昔、わしも、ある雑誌でコラムを書いていたことがある。その時の原稿料は500字程度で1万円だった。

 それからすると、5万円くらいかもしれんな。かりにも青木理氏はプロのジャーナリストだし。

 
今のわしには原稿料も貴重な収入源となっている。だから、原稿を依頼してくれる号泣組翁に足を向けて寝られん。

 というわけで、昨日の日記でもミスった。

 誤:
「核のない世界の前に、安倍のない世界を」(適菜収氏) 
 正:
「核のない世界の前に、安倍のいない世界を」(適菜収氏) 

 このようにわしが原稿でミスった場合は、翁がフォローしてくれる。やはり号泣組翁に足を向けて寝られんな。

 ところで、今日読んだ
「週刊現代」で最も面白かった読み物は、元ロッテの伊良部を回想したものである。

 その読み物は、元ロッテの前田幸長、定詰、ノンフィクション作家の田崎氏による鼎談であった。

 その鼎談で伊良部の凄さと孤独さを再認識した。当時からすれば、157㎞は別次元だったようである。

 伊良部が凄かったとはいえ、レッドソックスのガルシアパーラには全く通用しなかった。毎打席、長打された記憶がある。

 それもそのはず。ガルシアパーラは、ア・リーグの首位打者にもなった大物だったのだから。

 ガルシアパーラの新人時代、レッドソックスのコーチが最後の4割打者として知られるテッド・ウィリアムスに指導を頼んだ。

 ガルシアパーラの打撃練習を一目見て、ウィリアムスが
「君に教えることは何もないよ」と言った逸話がある。

 
「サンデー毎日」では、政治学者の白井聡氏の特別寄稿が出色であった。

 「憲政史上最低の政権が同時に最長の政権になったという吟味は重要な課題だ」
 「この政権は戦後民主主義体制の劣化から生まれた」
 「安倍晋三は国会開催の要求から逃げて自邸に引き篭もっている」


 日刊ゲンダイの主張と被るな。もしかして白井氏がゲンダイの政治面の記事を書いているのか?

 いずれにせよ、週刊誌の方が全国紙よりも遥かに真っ当な主張をしているのは確かである。

 今、原稿書きの端境期である。その分プロ野球を見る時間があるが、読売の独走では話にならん。

 よって、本読みとゲンダイ読みに専念したい。わしが読む本がつまんねぇ本であることは書くまでもない。了

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