恋の冷めた女

 
 プー太郎生活1975日目。

 ハガい。ハガい。昨日の日記でもミスった。

 
誤:ったく、わしみたいなことをすやな 
 正:たく、わしみたいなことをすなや
 

 夕食の0点の金太郎アメとともに、ゲンダイの言うところの
「世紀の恥知らず」だ。

 ここで言い訳をさせろ。
「まだ腰痛が完治していなく、ホーキング博士状態で打っていたのでミスった」と。

 それにしても、腰痛、しつこいぞ。ペドロ・フローレスも顔負けのしつこさだ。

 解説:ペドロ・フローレスとは、具志堅からタイトルを奪ったメキシコ人ボクサーである。
     そのしつこい連打に、解説の白井義男さんが思わず、
「しつこいな」と言ったのだった。

 腰痛が長引いているのは、わしの自己責任である。治りかけの今週の月曜と火曜に腰に負荷の掛かるマシーンを使ったからである。

 金竜飛ばりの慎重さをモットーとしている、わしとしたことが不覚もいいところだ。

 というわけで、今日はウルトラマンレオを4話分再生した。

 今日の4話でガキに不評だった
「ウルトラ民話シリーズ!」が終わった。それにはホッとしたわ。

 今日の4話の中では、第29話の
「運命の再会!ダンとアンヌ」が最も印象的だった。

 ガキの頃に見た時は何も感じなかったが、大人になって見ると、男の弱さが描かれていることがわかった。

 第29話では、ダンがアンヌとおぼしき女性と出会う。そこで例のシーンが回想シーンとして映し出される。

 
「人間であろうと宇宙人であろうと、ダンはダンに変わりないじゃない」 

 こう女に言われたら、誰だって自分に惚れていると思うわな。

 ダンも例外ではなく、
「また地球に住むことになり、まず第一に君を尋ねた」と、アンヌに言う。

 しかし、宇宙人の子供を育てているアンヌは、ダンを徹底的に冷たくあしらう。

 そうした場合、どんな男でも戸惑う。胆力抜群のダンでさえも。

 結局、アンヌはダンに心を開くことなく去る。その時のダンの心情は察して余りある。

 あに? 
「わしに思い当たる節があるか?」だと? それについては、ここでは申し上げない。

 1つ言えるのは、
「恋の冷めた女は怖い」ということである。アンヌの恋が冷めたのは、6年という月日もあったのだと思われる。

 
「恋の冷めた女は怖い」というのは、亀本さやかという女性が書いた「やばい!日本史」という本にも出て来る。

 女帝の孝謙天皇がらみの話で、
『恋する女は怖い』とよく言いますが、恋の冷めた女の方がよっぽど怖い」と書いている。

 ダンも、そのことを思い知ったであろう。恋の冷めた女は取り付く島がないのである。

 第30話は、マグマ星人が女の宇宙人にストーカーをする話である。この話は、ついこの前見たばかりだ。

 それにしても、第1話と第2話ではクソ強かったマグマ星人がかわい子ちゃんになって、あっさりレオに負けたのは納得いかん。

 第31話は花咲じぃさん、第32話はかぐや姫をモチーフとした話であった。どちらも全くダメなエピソードだったことは書くまでもない。

 そんなのにフルに付き合うバカはしなかった。適当に早送りして見た。

 レオは4話分で十分ということで、競馬がヘタクソな奴に、
「溶かしたか?」とラインした。

 
「残り2万円です」

 「今週は3万円を入金します」
と言っていたから、今日で1万はJRAにふんだくられたわけだ。

 それで、
「なら、明日の有馬記念でのレートを2万にしないか?」と申し出た。

 それにダマたぁ、情けない奴だ。恋の冷めない男なら乾坤一擲の勝負をせんかい! 

 クソ~。今日はゲンダイが配送されて来なかった。

 仕方ない。J:CОМブックス上の週刊誌でも読むか。

 それで、ちったぁゲンダイ頭をほぐしたい。了

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