大会8日目


 プー太郎生活2067日目。

 不思議なもので8時半起きに慣れてきた。それどころか、今朝は目覚ましに勝って、8時15分に目が覚めた。

 ハガいのは明日である。明日は4試合日だから、8時に起きないとならない。

 って、明日は試合があるのか? 大阪方面の天気予報が悪いだけに7時半起きが無駄骨になる可能性がある。

 今日の第1試合では、解説の廣瀬さんが智弁学園をいきなり
「智弁和歌山」と言い間違えた。

 アルプススタンドからアフリカンシンフォニーが聞こえていたからだろうか? 

 アナがすかさず、
「秋の準決勝から3試合連続で初回に得点しています、奈良の智弁学園」とフォローした。

 これは上手いフォローだった。
「いえ、智弁学園ですよ」と言ったら、廣瀬さんに恥をかかせることになるからである。

 試合は、点差こそ3点だったが、智弁学園が余裕を持って勝った。智弁学園は大阪桐蔭を倒して勢いに乗ったようである。

 広島新庄が先制したら面白くなると思っていた。その通り2回表に1点を先取したのだが…。

 智弁学園は3回裏に3点を取って逆転した。何といっても、2番バッターの同点打が大きかった。

 左腕エースの西川を温存できたのは、小坂監督としては目論み通りであったろう。

 不公平感があり過ぎの球数制限があるから、智弁学園のようにダブルエースでないと上位進出は難しくなる。

 ほぉー。奈良勢が2校ベスト8に勝ち進んだのは44年ぶりか。

 その時の2校も智弁学園と天理。44年経っても強豪であり続けるとは、両校とも大したものだ。

 アナは、77年の結果を紹介した。

 
「智弁学園は準決勝で優勝した箕島に敗れました」
 「天理は準々決勝で山沖投手の中村高校に敗れました」 

 そんなもん、知っとるわい。0-2、1-4というスコアもクソ余裕だ。

 当時の天理と智弁学園は現在のチームよりも大型チームだったように思うが、負けた試合では大型チームの脆さを露呈した。

 「高校野球ベストゲーム 徳島」では、当然の如く池田が取り上げられた。

 83年当時の池田フィーバーは、まさに社会現象だった。1つの高校があれほど人気を博したのは、池田が最初で最後であろう。

 その池田の投打の中心は、言わずと知れた水野。水野の当時の話は聞かせる。

 水野がインタビューで、
「明徳とは相性が悪かった」と言っていたが、本当に相性が悪かった。

 それは79年の橋川のチーム以来で、公式戦でも練習試合でも、ほとんど池田が負けている。

 
「よしっ」 

 東海大菅生の逆転サヨナラ打の瞬間、声が出た。

 それまで東海大菅生が嵌っている展開で、2点を追う9回裏もワンアウト2、3塁のチャンスで、当たっている小池がサードゴロに倒れた。

 その間に1点を返し、セカンドランナーは3塁に進んだものの、あと1人に追い込まれた。

 そこからフォアボール、デッドボールで繋いだとはいえ、打順は8番。

 代打が出るとは思ったが、秋にも打席がなかった選手だったので絶望的な気分だった。

 実際、あっという間にノーボール・ツーストライクに追い込まれた。

 それから1球ボールの後、ライト線への一打。まさかの逆転打であった。

 結果論の鬼のわしからすれば、決め球は変化球にすべきではなかったか? 

 それにしても、9回表まではストレスが溜まる展開だった。

 今日は打てると予想していた東海大菅生に快打は出ず、5回表にワンチャンスを生かされ、2-4と逆転された。

 逆転されてからは、走塁ミスは出るわ、各打者は焦って凡打を繰り返すわで、このまま終わると覚悟した。

 そんな嫌な展開を9回裏に逆転したのは、東海大菅生に真の実力がある証拠である。

 西東京大会では早実にとって目の上のたんこぶである東海大菅生に肩入れしていた理由については、ここでは申し上げない。

 東海大菅生がここまで強いと、今年の夏も早実はノーチャンスだな。

 ところで、エース左腕・本田の状態はどうなのだろうか? 今日は9回の1イニングだけ投げたが…。

 次の中京大中京戦でも本田が長いイニングを投げられないとなると厳しい。

 中京大中京-常総学院は意外な大差となった。もう少し競る展開になると思っていたわ。

 こうしてみると、専大松戸の深沢は本当に打ちにくかったんだな。

 今日の中京大中京打線は1回戦の鬱憤を晴らすかのように打ちまくった。

 中京大中京が投打に優れているチームというのは、今日の試合でよくわかった。

 問題は球数制限である。中京大中京は畔柳頼みのチームだから優勝は難しいだろう。

 それを考えたら、もう少し早い回で畔柳を降板させるべきだったかもしれない。

 いや、一発勝負で相手が常総学院ということを考えたら、それも結果論か? 

 ほぉー。中京大中京の2番バッターの杉浦は、あの杉浦元監督の孫なのか。

 杉浦元監督といえば、83年の池田戦を思い出す。打倒・池田に全精力を注いだが惜敗し、その試合をもって監督を退任した。

 おそらく池田戦で精魂尽き果てたのだろう。それから間もなく亡くなったと記憶している。

 今日でベスト8が出揃った。まずまず順当な顔ぶれとなった感がする。

 予想が難しいのは、仙台育英-天理、東海大菅生-中京大中京である。

 仙台育英としては先取点が欲しい。東海大菅生は本田の状態しだいだろう。

 読売-DeNAを録画したのだが、2回裏の途中で削除した。アホくさ。

 ヤクルトもハガい。今年も
「ああ多負けマン」かと思うと吐かざるを得ない。

 楽天の田中は今日の登板を回避したのか。選抜大会にかまけていたので知らなんだ。

 今日の試合のチケットを持っていたファンはクソハガいな。それは楽天の試合を中継したテレ朝もである。

 高安もクソハガい。2差をつけての単独トップだったのが、今日の負けで自力優勝の目がなくなるたぁ。

 明日の貴景勝-照ノ富士は、どう見ても照ノ富士が有利。照ノ富士が大関昇進に花を添えそうだ。

 正代もクソハガい。7勝7敗で千秋楽を迎えるのだから。

 昔の大関互助会と違って、朝乃山は手心を加えてくれないだろう。

 精神面が弱いという正代は、今晩も眠れないのではないか? 

 今日は何度も明日の大阪方面の天気予報に接している。明け方は降ってなくとも、午前中には本降りになるくせぇ。

 世のサラリーマンは天気予報に吐いていよう。わしも常勤時代だったら暴れているところである。

 あに? 明日が中止だったら休養日が1日減るだと? 

 こりゃあ、ますますもって中京大中京は不利だな。天理もきつい。

 さ、これからゲンダイ読みだ。金曜版のゲンダイをは読み応えがあるから楽しみだ。

 今日の最後に、タンドリーチキンとソーセージの夕食で、今は腹いっぱいだということを申し添えておきたい。了

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