三行でわかる日本史
プー太郎生活2125日目。
アマゾンから間違って2冊購入してしまった本は「三行でわかる日本史」である。
ひょんなことから書評が高いことを知って読みたくなったのであった。
書評が高い理由がわかったわ。三行で書かれた裏のページのショート解説が素晴らしいの一語なのである。
せっかくなので、弟に1冊やることにした。その際、300円かそこらを払わせたる。
あまりに読み応えがあったので、今日、一気に読んだ。そういうこっていい。
三行の1つを紹介したい。
「天保の改革
超絶怒涛の大飢饉で世は暗黒時代に突入!
老中・水野忠邦がベタな経済対策を実施。
しかし、やっぱり成果は上がらず、水野は失脚…」
そこで池田高校の水野に頭が行かないわしではない。
今でも池田の3連覇が懸かった83年の大会が史上最高の大会だと確信している。
解説で出色なのは以下である(一部を抜粋)。
「大宝律令の解説
米の収穫の約3%が掛かる租がメイン…と思いきや、これは所詮、地方財源だ。農民にとっては大した負担ではなかった。
本当にヤバいのは、庸・調・雑徭で(自腹で都にモノを届けるムリゲーもある)、これにより農民の負担は激増した」
ムリゲー…。だから、今の状況でオリンピック開催など、ムリゲーの究極タイガーだって。
今日もバッハのクソ野郎がとんでもないことを言ったそうじゃないか。あいつら、日本をナメているとしか思えん。
「岩倉使節団
明治政府はとにかくお金が欲しいので、税金制度のベースを作った。が、お金が足りない! それもこれも全部、不平等条約が悪い。
というわけで、岩倉具視や大久保利通ら海外派遣組と、西郷隆盛&板垣退助らの国内組に分かれる。サッカーの日本代表みたく。
海外組は欧米を回って、日本と欧米の差に気づく。
『ヤベー。ヨーロッパ、つぇー。このままだとリーグ突破どころか、1勝もできねー』みたいな感じ」
しかし、来年、カタールでワールドカップがやれるのか? そもそも、アジア最終予選ができるのか?
いずれにせよ、今回の最終予選はセントラル方式が採用されよう。その間の1か月間ほどは痺れっぱなしになるわけか。
「第二次世界大戦
ついに盧溝橋で日本軍と中国軍がぶつかり合い、日中戦争が開始する。
当初、『中国なんて楽勝っしょ。雑魚っしょ』と舐めていたが、向こうのゲリラ的な抵抗により長期全面戦争になってしまう。
『このまだだとヤベー』と自信を失っていた日本は、1940年に日独伊三国同盟に調印する。
これによりアメリカともガチでやり合う羽目になったのだ」
この国民は第二次世界大戦のように灰燼に帰すまでボロボロにならないと目が覚めないだろう。
もっとも、第二次世界大戦での敗戦で目が覚めたかどうかは怪しいが。
ここで、「3行でわかる わしの性格」を。
・気が弱いくせに気が短い
・人に厳しく、自分に甘い
・一旦、歯車が狂うと一気に崩れる(特に麻雀において)
今日も自分に甘い夕食とした。豚バラとゆで卵では、0点以外はアリエン・ロッベンだ。
さて、これから金曜版と土曜版のゲンダイを読むとするか。
人に厳しくなった要因の1つは、ゲンダイ頭になっているからであろう。
いずれにせよ、冷静・沈着、先憂後楽、是々非々とのモットーは絵空事である。了