こいつには勝てない


 プー太郎生活2129日目。

 朝の10起きはハガい。

 が、大谷が先発の試合が10時半からの中継だったので、
「ドレムラー!」と叫びながら布団から出た。

 試合は大谷が好投したものの、説明の仕様がないハガい展開で大谷が負け投手となった。

 やはり現役最高の選手とされるトラウトを欠いていると、打線の破壊力が半減だな。

 今日は大谷がピッチャーに専念したことも打線に厚みを欠く要因となった。

 というわけで、朝からストレスが溜まった。こりゃあ、体に良くないわな。

 解説の大島康徳氏の変容ぶりには声が出なかった。癌を患っているとのことだが、それにしたって頬のこけ方には驚いた。

 とはいえ、今日、明日に危篤という状態ではないくせぇ。今日も明快な解説をしていたし。

 大島氏の解説は、NHKのメジャー中継の解説陣では随一ではないか? 

 
「ワールドスポーツМLB」のメイン解説者の黒木知宏はぁ。これ以上は、よう書かん。

 エンゼルスの試合では吐いたが、ソフトバンク-読売は爆笑しながら見ていた。

 こりゃあ、もう相性とかの問題ではないな。彼我の実力差というやつよ。

 マンション麻雀では、
「こいつには勝てない」と思ったら席を立つことができるが、プロ野球の公式戦ではそれができない。

 明日も読売が負けるだろうな。そう思っている読売ファンが多いようである。

 報知のサイトの読売ファンの嘆きぶりを見れば、それがわかる。

 
「もう何をしても勝てないのなら、明日は白旗を挙げて勝ち星を献上して、次の試合に向けて休んだら」

 
「この手の負け方、もう見飽きた。日本シリーズに出たところで、ソフトバンクに勝てるわけがないよ。完全にカモだもの」

 こいつには勝てない…。

 自分の負けを認められない奴がこの世には多すぎる。コロナには勝てないのだから、1日でも早くオリンピックを中止にしろ。


 今日は、春季近畿大会の準決勝が行われた。

 第1試合は大阪桐蔭3-2智弁和歌山か。激しい点の取り合いになると思っていたが…。

 ムーミンは、この試合でもエース格の松尾を登板させなかった。

 松尾が不調なのか、ムーミンが敢えて温存しているのかはナゾである。

 第2試合では、智弁学園が京都国際に逆転勝ちした。これで明日の決勝戦は大阪桐蔭-智弁学園となった。

 新チームになって以来、両者の対決は智弁学園の2勝0敗。

 現在の高校球界の盟主・大阪桐蔭としては、同じ相手に3連敗するわけにはいくまい。

 もし3連敗ということになったら、
「こいつには勝てない」になってしまう。

 あに? 
「ダービー資金ができました」だと? 

 だから、そういうのを泡沫の夢と言うんだよ。いい加減、JRAには勝てないということを悟れ。

 今日の夕飯は、具が豚肉とジャガイモだけのカレーであった。デタラメなカレーとはいえ、味はまずまずであった。

 競馬がヘタクソな奴や‘せいうち’に振る舞いたいものである。奴らは、わしの料理の腕に舌を巻くだろう。

 しかし、千切りキャベツが
「焼石に水」どころか、「山火事に霧吹き」たぁ。

 確かに、わしの偏食は生涯チョンボだ。今日の具が豚肉とジャガイモだけのカレーもチョンボの一環と言えよう。

 夕食がデタラメなのは、わしが野菜には勝てないからである。酢の物にも勝てねぇ。

 クソ~、今日はゲンダイが配達されて来なかった。この辺の郵便事情の悪さには吐かざるを得ない。

 これから何をしたらいいのか? とりあえず、普通の風呂に入るとするか。

 特殊浴場に行く金と度胸がない…。了

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