初級


 プー太郎生活2137日目。

 行きはよいよい、帰りは怖い。

 今日のトリミング行脚は、その逆であった。行きは雨、帰りは晴れだったのである。

 気象予報士どもの予報では午後も雨だったが…。あいつら、よくぞ外してくれた。

 帰宅したのは4時半過ぎ。NHK・BSをつけたら8回裏で、読売2-4日本ハムだった。

 が、すぐに音声を球場の歓声だけの副音声に変えた。実況が読売びいきの豊原アナだったからである。

 日テレのアナじゃあるまいし、NHKのアナが読売だけを
「ジャ…」と言って実況するのは論外だ。

 試合は、日本ハムが何とか逃げ切った。本当に
「何とか」であった。

 日本ハムもクローザーが杉浦というのは如何にも人材難。杉浦は絶対的な決め球がないからな。

 読売としては、パの最下位・南海権左に連敗というのは、
「計算外だよ、玄大佐」もいいところのはず。

 今日もこれから報知のサイトで読売ファンの嘆きぶりを堪能させてもらう。

 昨日の読売ファンの嘆きで爆笑させてもらったのは以下である。

 
「上司から電話があったから出て、うまく手短に切ってテレビを見たら、なんと6 点も入っていて愕然とした」 

 しかし、土曜の夜9時に上司から電話ってのはハガいな。わしなら電話に出ん。

 野球を見終わって少しして競馬がヘタクソな奴から、
「惨敗です」というラインが来た。

 それ見たことか。JRAが何連勝もさせてくれるはずがねぇ。

 と思って奴の競馬資金表を見たら、1万円弱の負けに過ぎなかった。

 野郎、
「俺にとっては、1万円の負けでも惨敗」と言いたかったのか? 

 ま、そうして余裕をこいていられるのも、この土日までよ。今度の土日は文字通りの惨敗を喫すると見た。

 具が豚肉とジャガイモだけのカレーを食ってから、録画した将棋を再生した。

 今日の対局には、オヤジギャグの解説で知られる豊川七段が登場した。

 14年ぶりの本戦登場って、二歩で反則負けして以来の登場か? 

 対局前のインタビューで豊川七段は、
「本局はもうこれで最後かもしれないので、一生懸命に指したいと思います」と、抱負を述べた。

 なんだか大門の悲壮な決意のようだな。こう書いてピンと来ないようでは、アニメ・タイガーマスクのファンとは言えない。

 結果は、豊川七段が玉砕した。50近くのおっさん棋士には、B級1組の若手棋士は荷が重かったわけだ。

 以下は、今日の解説だった中川八段の金言である。

 
「初級とか中級の方に参考にしてもらいたいんですけどね。常に歩切れにならないように気をつける。それだけで初段に一歩近づけます」

 もちろん、わしは初級。そして、初段までの道は果てしなく遠い。

 しかも、アマ6級というのは自称である。もしかしたらアマ7級、いや、8級かもしれん。

 競馬がヘタクソな奴の馬券買いも初級だ。ほとんど勘で馬券を買っている奴を中級者とは言わん。

 わしの自炊のレベルも初級であることは書くまでもない。カレーの具が豚肉とジャガイモだけではな。

 今日もゲンダイ読みができないから、寝る前の締めはアイスとする。

 夜中に下痢意に襲われてもKOされることはないだろう。了

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