大阪桐蔭、苦闘


 プー太郎生活2187日目。

 大阪桐蔭、苦闘。まさに大苦戦であった。

 それもこれも、ムーミンが背番号15の川原を先発させたからである。

 金光大阪相手に何を考えているんだ? そう吐いていたら、立ち上がりに4安打を集中されて3点を失った。

 大阪桐蔭打線なら3点なら何とかなるか? だが、金光大阪の先発右腕の出来が良く、大阪桐蔭打線が手を焼いた。

 3回裏、4回裏に花田と池田とタイムリーで1点ずつ返したものの、あと一押しがない。

 その間、リリーフした竹中が好投し、金光大阪打線をほぼ完璧に抑え込んだ。

 竹中が追加点を1点でも許していたら、大阪桐蔭はこの試合を落としていただろう。

 試合は8回表を終わって、3-2と金光大阪がリード。先発右腕の出来からして、このまま終わるかと思われた。

 が、8回裏、先頭の5番・前田に四球を出した。金光大阪の右腕はここまで余計な四球を出していなかったのだが…。

 なんと、金光大阪ベンチは、この場面で背番号9の選手を登板させた。その右腕はクローザーの役目を果たしてきたのか? 

 大阪桐蔭としては、打ちあぐねてきたピッチャーを変えてもらって助かったと言える。

 エンドランを多用するムーミンだが前田に代走を送り、犠牲バントでランナーを進めさせた。

 次打者の野間はレフトへ快打。が、レフトのファインプレーに阻まれた。

 これは負けパターンである。
「打順が上位に回る9回が勝負だな」と思った。

 しかし、8番の背番号12のキャッチャーがセンター前ヒットし、セカンドランナーが間一髪ホームイン。

 つまりは、鈍足の前田に代走を送ったことがズバリだったのである。

 仙台育英の佐々木前監督よ。代走は、こういうふうに使うんだよ。

 その後、ツーアウト2塁からタイムリーエラーで勝ち越した。

 金光大阪は
それまでノーエラーだったのに、肝心なところで守備が乱れた。

 大阪桐蔭はさらに1番の繁永がタイムリーを放ち、2点差とした。

 これで勝負あり。9回表も竹中が締めた。

 ムーミンが先発ピッチャーを誤ったとはいえ、こういう試合はある。

 この展開で逆転勝ちできたのは、大阪桐蔭に真の力があるからである。

 大阪桐蔭の試合でイッていたので、岐阜大会と奈良大会の決勝戦はスコアだけを追っていた。

 岐阜では県岐阜商、奈良では智弁学園が優勝を決めた。

 だが、ともに楽勝ではなかった。ランニングスコアを見れば、そのことは南海権左でもわかる。

 大阪桐蔭の試合終了後、岐阜大会にアクセスした。

 すると、8回裏、1点を追う県岐阜商がノーアウト満塁のチャンスを迎えていた。しかも、バッターはプロ注目の4番・高木。

 
「同点は確実だな」と呟いていたら、5-2-3のダブルプレー。ベンチの曲者・鍛治舎監督も吐いたであろう。

 チャンスは潰えたかと思われたが、次打者が三遊間突破の逆転タイムリー。それでケリがついたのであった。

 これでまた百貫デブ監督を甲子園で見られるのか。ただ、今は百貫ほど太っていないが。

 奈良大会は、智弁学園が6-4で勝った。試合前は大差で智弁学園が勝つと思っていたのだが。

 それにしても、スミ6というのは、あんだ? 初回の猛攻がなかったら負けていたということか?

 ともかく、岐阜と奈良は順当な結果となった。 

 県岐阜商と智弁学園はAランクに推されよう。なんだかんだ言っても、強豪が出場するな。

 仙台育英の敗退がビッグニュースだったので、予選は波乱の連続というイメージが植えつけられたわけか。

 しかし、中京大中京は敗れた。電車の中でバーチャル中継を見ていたのである。

 畔柳は限界だったくせぇ。8回はもうバテバテだった。

 中京大中京の敗因は打てなかったことである。どうも打線が全体に湿っていたようだ。

 
「電車の中で」というのは、某医院に行っていたからである。

 が、いつもの先生が入院しているとかで別の医師が話し相手になって吐いた。

 いつもの医師はかなりのメタボだからぁ。医者の不養生とよくいうが、生活習慣病による入院か? 

 代理の医師とは話があまり嚙み合わなかった。それは予想されたことである。

 そんな中、
「ワクチン難民になっていまして」と訴えたら、「秋までには打てますよ」と返された。

 で、診察室を出たら受付の女性から以下のようなことを言われた。

 
「ちょうど今、キャンセルの電話がありまして。2日の11時半からですけど、ご都合は如何ですか?」

 そんなもん、受けるに決まっとる。当日は早起きしないとならないのがハガいがよ。

 
「3週間後の23日も11時半からになります」だと? 

 まずい。その日は準決勝の日だ。

 しかし、そうは言ってられん。雨で1日順延して23日が休養日になるように呪詛を唱えたる。

 早速、弟に報告したら、
「お前、それは奇跡だよ」と驚かれた。

 確かに、引きが強かった。いくつもの偶然が重なったのだからな。

 それでも四暗刻単騎を軽々とツモる伊藤優孝の引きの強さには及ばないが。

 わしの引きの強さの足元にも及ばないのが競馬がヘタクソな奴である。

 
「今週から当分の間、週5,000円での勝負になります。我慢月間です」 

 奴め、先週、地方競馬と中央競馬で相当死に金を作ったな。

 もっとも、奴の馬券買いは引きの問題ではなく、買い方がシャワシャワなだけだが。

 セルジオ越後は、コラムでサッカー日本代表をそんなに腐してはいなかった。それは、
「計算外だよ、玄大佐」であった。

 というわけで、昨日の日記において想像で書いたセルジオ越後の苦言は的外れということになった。

 次はニュージーランド戦か。負けたら吐くな。

 さて、これから夕飯だ。コンビニで買ったパン3つを食う。

 わしも生活習慣病になるか? そうなったら、そうなったらだ。了

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