じぃさん、眼中になし


 プー太郎生活2253日目。

 ワイルドカードゲームの組み合わせが決まった。

 ア・リーグはレッドソックス対ヤンキース。ナ・リーグはドジャーズ対カージナルス。

 この1発勝負はメジャーのポストシーズンの試合で最も痺れる。

 勝てばプレーオフ進出。負けたらシーズンが終了する。

 そんなもん、録画して結果を知らない状態で見るに決まっとる。

 ボストンのファンは熱くなっているだろうな。なにせ宿敵のヤンキースが相手だからな。

 昔、ボストンの市長が、
「ヤンキースが負けさえすれば、レッドソックスが優勝しなくてもいい」と言っていたことがある。

 その気持ちはわかる。アンチ読売のわしと気持ちが通底するからである。

 というわけで、書記長から6日のヤクルト-読売のチケットが届いた。

 前回の観戦は負けてもシャレで済んだが、今回はそうはいかん。

 ティップネスのサウナルームで一緒になった若い太っちょに神宮観戦のことを言った。

 そして、2人で読売のことを悪し様に罵倒した。アンチ同士の方が話が盛り上がることは確かである。

 若い太っちょに聞いたところ、昨日、東京ドームで泥酔者が随分と出たそうである。

 
「野球を観に行っているんじゃなくて、酒を飲みに行っているんじゃないですかね」 

 まあ、そうだろうな。そういう連中を野球ファンとは言わん。

 2人で読売のことをこき下ろしていた際、サウナルームにじぃさんが居た。

 サウナルームでの会話は禁止なのだが、じぃさんは眼中になし。

 わしを注意した男が鎮座していたら、2人ともダマであったろう。

 そのじぃさんは、
「G…」のロゴが入ったオレンジの手拭いを尻の下に敷いて座っていた。

 だから、読売ファンのじぃさんなど眼中にないって。

 じぃさんは、わしらの会話を不快に思っていたのは間違いなかろうが。

 読売はドラフト会議までに、13、14人を戦力外か育成契約にするという。

 つまり、今年は大粛清というわけだ。アンチとはいえ、戦力外になる選手には同情の念を禁じ得ない。

 報知のサイトでは読売ファンが、
「原を首にしろ」と騒いでいる。

 原が監督の座を退いたら、原に寵愛されている中島は危ういな。

 さて、これから金曜発行と土曜発行のゲンダイを読む。

 今月から郵便物の土曜配送が廃止になったから、月曜は毎週2紙読むことになる。

 月曜の夜が充実するのは、また楽しからずだ。了

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