ケバブ飯


 プー太郎生活2298日目。

 朝8時、目覚ましが地の底から鳴った。

 しかし、バっと目が覚めるのが上の血圧が100未満のわしだ。

 それにしても、8時起きというのはいいな。時間が有効に使える。

 だからといって、明日も8時に起きるほど、わしは甘くない。

 9時からのZoom会議は2時間強で終わったので、号泣組翁に会いに行くことにした。

 その時間だと翁と一緒に昼飯が食えると思ったからである。

 というわけで、久々に翁と昼飯を共にした。

 今日は、インドカレー店として知られるターリー屋に行った。

 わしは、ターリー屋では3色カレーを注文することにしている。

 だが、3色カレーはクソ余裕で1000円を超える。

 昼飯に1000円も使うのはハガいので、950円のケバブ飯をオーダーした。

 が、運ばれてきたケバブ飯を見て吐いた。ドレッシングくせぇのが勝手に掛けられていたからである。

 翁の手前、残すわけにはいかん。それでケバブ飯とキーマカレーを混ぜて味をごまかすにことにした。

 何とか食うことができたが、満足とは遠い昼飯になってしまった。

 クソ~。いつも通り3色カレーにするんだったわ。

 やはりホンイツより三色の方が和了り易いな。

 翁も色々とストレスが溜まっているくせぇ。今日は、わしが専ら聞き役となった。

 さすがのザトペック・翁も寄る年波のせいか、残業がきついそうである。

 それでも残業を厭わないのが翁の翁たる由縁と言える。

 今日は、帰りの電車で異な光景を見た。

 ドフトエフスキーの
「カラマーゾフの兄弟」を読んでいる女子中学生が居たのである。

 今、電車の中では8割ほどの奴がスマホを見ている。それだけに感心したわ。

 むろん、カラマーゾフの兄弟を読んだことはない。高尚なロシア文学とは無縁だ。

 ただし、ツルゲーネフの初恋の粗筋は知っている。
「愛と誠」の読者なら、それも道理である。

 あに? 12月の井上尚弥の防衛戦が地上波で中継されないだと? 

 ったく、どういうことだ? フジテレビは放映権を放棄したのか? 

 深夜に録画放送もなかったら暴れる。さすがに、それはないと思うが。

 照ノ富士は今が全盛期ではないか? どんな展開になっても負けないし。

 今場所は貴景勝が好調だが、照ノ富士の牙城は崩せまい。

 正代はあかん。ロートルの隠岐の海に完敗を喫するたぁ。

 北の富士は明日の解説で、
「勝ち越しがいいところじゃないの」と、辛辣なことを言うだろう。

 明日は早起きというプレッシャーがないぞ。明日は10時まで寝てやる、この野郎。了
 

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