羽生出前


 プー太郎生活2380日目。

 わしは羽生に特に思い入れはない。なので、今日も余裕でティップネスに繰り出した。

 トレーニングルームで汗を流していたら、
「今日は少ないですねぇ」と、太っちょが話し掛けてきた。

 それに、
「羽生の演技を見たい女性が多いからじゃないですか」と答えた。

 太っちょは、わしの返答で腹落ちしたくせぇ。
「なるほど」と頷いていた。

 火曜は1時半からプールレッスンがある。インストラクターはハスキーボイスの女性である。

 が、今日は、わしが入会した時から居るベテランの女性スタッフが代理を務めていた。

 ハスキーボイスの女性は羽生出前だったのか? 

 ハスキーボイスの女性は、1レッスンで5,000円とかの契約だと思われる。

 それで出前を取って大丈夫なのか? わしが心配しているのは金のことではなく、その女性の立場のことである。

 もっとも、羽生出前というのは邪推で、体調不良だったのかもしれないが。

 プールレッスンの参加者は、いつもの半分以下であった。羽生の演技時間と被ったからであろう。

 わしを注意した男も姿を見せなかった。奴に限って羽生出前ということはあるまい。

 このところ奴の登場率が低くなっている。正体不明の奴だけに、その理由など知る由もない。

 当然のごとく、女性蔑視発言の団塊おっさんの姿はあった。おっさんが羽生出前なわけがないわな。

 その羽生だが、ショートプログラムで8位だったのには驚いた。

 羽生出前を取った女どもは、さぞかし吐いたであろう。号泣した女も少なくあるまい。

 あに? 
「2時間休で帰った女が数人いた」だと? 

 弟に、
「テレビで見ていた女性陣はショックを受けたんじゃないか」と聞いたら案の定だった。

 これは羽生出前の亜流だな。しかし、ショックで仕事が手につかなくなった気持ちはよくわかる。

 わしにもドーハの悲劇の翌日は全く仕事にならなかった思い出がある。

 朝日のサイトが、
「3連覇に暗雲」と書いている。

 フィギュアスケートのことはよくわからんが、3連覇は絶望的ではないか? 

 
「3連覇」といえば、どうしても1983年夏の池田に頭が行ってしまう。

 池田の3連覇が懸かった1983年夏は史上最高の大会だったと断言する。

 なにせ、当時の池田の人気は凄まじかった。まさに全国的な大フィーバーだった。

 箕島、中京、横浜商、興南、高知商、広島商と、他の優勝候補の戦力が充実していたことが大会を盛り上げた。

 そして、彗星の如く現れたPLの1年生コンビ。何度、朝日の縮刷版を読んでも読み飽きないわ。

 おい~、月曜版のゲンダイが郵送されて来ないって、どういうことだ? 

 前は1日遅れだったのが、このところ2日遅れとなっている。

 売りは10円値段が上がったが、宅配は値段が据え置きだから文句を言ってはいかんか。

 競馬をやる奴は宅配にはしていないだろう。競馬記事が2日遅れとかでは意味がないからな。

 あに? 
「明後日は雪」だと?

 明後日がティップネスの休館日で良かったぜ。さすがに雪の日はティップネスには行かん。

 金曜は祭日なので、アフタヌーン会員のわしはティップネスを利用できない。

 よって、明日は木曜から日曜までの食料を買い込まないとならん。

 4日間の夕食で野菜類を摂らないのは書くまでもない。了

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