大会9日目
プー太郎生活2427日目。
浦和学院には何度か大型チーム詐欺に遭ってきた。
昨夏も6強の一角に数えられながら、ノーマークの日大山形に初戦で敗れた。
新チームはその旧チームに比較して小粒との前評判だった。
実際、どのスポーツ紙も専門誌も浦和学院の評価はB。
それが大型チームと見紛うかのような今日の試合ぶりであった。
効果的なホームランが2本出て、九州国際大付を退けた。
この試合まででの今大会でのホームランは5本。そのうち浦和学院が4本放ったのだから、大型チームに格上げしたい。
大型チームといえば、九州国際大付が大型チームと評されていた。
が、初戦から好投手とばかり当たり、打線が炸裂しなかった。
今日は、春の段階では打ちづらいタイプの左腕・宮城に7回まで2安打1点に抑えられた。
8回にリリーフに出た金田を打って同点に追いついたものの、逆転のランナーがホームで刺されたのが痛かった。
とはいえ、1度もリードもできなかったのだから、勝てる試合ではなかったことは確かである。
8回表の九州国際大付の同点劇も、8回裏の浦和学院の勝ち越し点にもフォアボールが絡んだ。
結局は、8回裏の四球が九州国際大付の香西には命取りになった。
それが今大会の初のフォアボール。得てして、そんなものである。
とはいえ、香西は好投手である。夏は力勝負になるので、九州国際大付の更なる大型化に期待したい。
今日は近江の山田は登板を回避するかと思ったが、状態は悪くなかったようである。
ただ、昨夏ほどの出来ではないな。それでも要所を締めて相手打線を1点に抑えた。
結果は、近江6-1金光大阪。点差がついたのは、金光大阪にミスが相次いだからである。
それと、山田が四死球を1つしか出さなかったことも、近江が快勝した要因である。
近江にもミスが出た。ワンアウト満塁からのセンターフライでサードランナーが飛び出し、タッチアップできなかったのである。
近江ベンチが映ったところ、多賀監督が激怒しておった。
4点目のノーアウト3塁かの3番の初球スクイズは全く読んでいなかった。
勝利監督インタビューで多賀監督は悦に入っていたが、わしはそういうこっちゃいかん。
近江は京都国際の代替出場でベスト4か。京都国際ナインは複雑な思いだろう。
第3試合は接戦だったものの、正直言って貧打戦の感がした。
それにしても、星稜はハガい負けであった。ピッチャーゴロのエラーから3失点。
星稜は、またしてもベスト4ならず。今日の相手の国学院久我山は勝てる相手だっただけに惜しまれる。
林監督が敗戦インタビューで泣いていたのか…。まだ若いのに、退任する理由がわからん。
林監督の最高傑作が2019年の奥川がエースだったチームであることは書くまでもない。
あのチームで優勝できなかったのは、つくづく残念である。
市立和歌山の先発は米田でないと知った時、「これは大差になるぞ」と思った。
その通りの展開となった。0-6となったところで米田が登板したが、「もう遅い。6点はでかすぎるばい」(雲竜)だった。
その米田も滅多打ちを食らった。今日は登板できる状態ではなかったようである。
米田については、昨日の日記で書いたことを訂正したい。
球審からニューボールを受け取る際は会釈していたし、死球を与えた際は謝っていた。
大阪桐蔭は、投げる方では、大会左腕№1とされる前田が快刀乱麻のピッチングを見せた。
市立和歌山打線が弱いことを割引いても素晴らしい内容だった。
終わってみれば、17―0か。今日の勝ち方はムーミンに言わせれば「一本勝ち」、それも天地返しが決まったというわけだ。
天地返しは、「柔道讃歌」に登場する利鎌竜平の必殺技である。
大阪桐蔭のホームラン6本は凄まじかった。84年のPLの砂川北戦の記録に並んだとはよ。
鈴木、清原、桑田2、黒木、旗手による6本。その記録は金字塔だと思っていたが。
明後日の準決勝は浦和学院と大阪桐蔭が勝つと見た。いずれにせよ、大阪桐蔭を止めるチームが見当たらん。
明日は休養日。よって、ティップネスに繰り出す。
3月は会費に負けるのは必至だが、仕方ない。その分、明日の滞在時間は4時間としたい。
明日はベトナム戦がある。そして、奥川が先発するヤクルト-読売もある。
どちらを優先して見るか? ベトナム戦は消化試合だが…。
さ、これからゲンダイ読みだ。こうして今日もあっという間に終わる。了